年内卒業のエース・西野七瀬が大泣き 乃木坂46上海で初海外公演「悔いなく終えることができました」

[ 2018年12月3日 05:30 ]

西野七瀬を中心に息ぴったりの熱演を繰り広げる乃木坂46
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 女性ユニット「乃木坂46」がこのほど、初の海外公演を中国・上海のメルセデスベンツアリーナで行った。観客1万人の9割以上が現地のファンで埋まる熱烈な歓迎ムード。年内で卒業するエースの西野七瀬(24)は、ファンのサプライズ演出に大泣きし「悔いなく終えることができました」と感激した。

 ギリギリまで我慢していた涙があふれ出た。ラスト28曲目の「帰り道は遠回りしたくなる」。自身がセンターを務めたラストシングル曲を歌い終えると、観客が一斉に日本語で「ありがとう」と書いた、西野のイメージカラーである緑色のカードを掲げた。

 「ありがとう。ずっと涙をこらえていたんだけど、皆さんにとどめを刺されました」

 悔しい時やふがいない時にしか泣かない西野が、思わぬサプライズに感激の涙をこぼした。出演したメンバー21人のセンターに立つと「私は卒業してしまうけど、これからもライブができる機会が増えるように頑張っていく。楽しい時間をありがとう。悔いなく終えることができました」と一礼。この日の2時間半のステージと、自身の7年間の活動を重ね合わせるかのように充実した表情を浮かべた。

 一足早い卒業コンサートのようだった。公演は1日夜に開催。西野はスクリーンの字幕で「THE ACE」と紹介され、大歓声を浴びた。自身をセンターとするメドレーでは「命は美しい」の中国語表記「生命如比美好」がスクリーンに躍ると、緑のサイリウムが揺れた。西野は「何度もグッとくる場面があって“卒コン”なんじゃないかと思いました」と振り返った。

 仕事のため白石麻衣(26)らが不在の中でも、上海最大の屋内会場で名刺代わりのステージを成功させた。字幕で「主人公」と紹介され、西野と並ぶ大歓声を浴びた斎藤飛鳥(20)は「海を越えて応援してくれている皆さんの存在をリアルに感じられてよかった」と、本格的な海外進出に向け手応えを感じた様子だった。

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