霜降り明星が最年少V 26歳せいや&25歳粗品「ここから僕らの時代つくる」 平成最後のM―1

[ 2018年12月3日 05:30 ]

<M−1グランプリ>優勝した霜降り明星。せいや(左)と粗品(撮影・吉田 剛)
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 漫才日本一決定戦「M―1グランプリ2018」の決勝が2日、東京・六本木のテレビ朝日で行われ、漫才コンビ「霜降り明星」が優勝し、第14代の王者となった。結成5年目にして4640組の頂点に立ち、賞金1000万円を手にしたせいや(26)は「26歳で優勝できるとは思ってなかった。ここから僕らの時代をつくっていきたい」と喜びを爆発させた。

 どちらも平成生まれの新星が、平成最後のM―1を制した。「運命を感じます」と、せいや。25歳と26歳の優勝コンビはM―1史上最年少だ。激しい動きでボケまくるせいやに対し、ナレーションを入れるような冷静さで、多彩な言葉でツッコミを入れる粗品。審査員にも視聴者にも強烈なインパクトを残した。

 敗者復活組を含む10組での決勝1回戦は700点中662点でトップ通過。「和牛」「ジャルジャル」との上位3組による最終決戦では審査員7人による投票で4票を獲得。和牛を1票差で下した。

 17年に「ABCお笑いグランプリ」、今年は「ytv漫才新人賞」を立て続けに獲得。今年の1人芸日本一決定戦「R―1ぐらんぷり」では、2人とも決勝進出。コンビとしてだけでなく個々の実力も見せつけた。

 それでも、2人の核はあくまで「漫才」。せいやは「R―1は、先にサブミサイルが当たったような感じ」と話す。ネタを2人で共作する珍しいコンビ。準決勝敗退で終わった昨年のM―1以後「毎月7本の新ネタをおろした」と驚異的な量産ペースで腕を磨いた。「足りないのはM―1だけなんですよ」。先月29日付のスポニチ本紙芸能面連載「NEXT」で、ビッグタイトルへの思いをむき出しにしていた。

 最終決戦で披露したのは、粗品が「完成させるまで1、2年かかった」という、小学校の生活を描くネタ。全てを注ぎ込んだ力作で先輩を蹴散らした。

 優勝賞金は「母ちゃんに欲しい物を10個買ってあげて、仲のいい後輩の借金を立て替えたい」(粗品)、「じいちゃんばあちゃんを豪華客船に乗せる」(せいや)と、世話になった周りへの“恩返し”に使うという。粗品は「お笑い界が高齢化とか言われている中で、20代で優勝できて気持ちよかった。新しい風、新世代という感じで取り扱ってほしい」と世代交代をリードしていく思いを示した。

 ≪ノンスタ超えた≫これまで最年少のM―1王者は03年に優勝した「フットボールアワー」岩尾望の28歳9日だった。コンビの平均年齢で最も低かったのは08年優勝の「NON STYLE」で28歳10カ月。結成から優勝までの最短記録はフットボールアワーの4年8カ月で、霜降り明星は2番目の記録となった。

 ◆霜降り明星 粗品(本名佐々木直人=ささき・なおと)1993年(平5)1月7日生まれ、大阪府出身の25歳。ツッコミ担当。せいや(本名石川晟也=いしかわ・せいや)1992年(平4)9月13日生まれ、大阪府出身の26歳。ボケ担当。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。2013年にコンビ結成。

 ≪和牛1票差涙、3年連続準V≫昨年まで2年連続2位だった「和牛」が3度目の銀メダルとなった。1本目はゾンビネタで656点を獲得して霜降り明星に次ぐ2位で突破。最終決戦では逆転を狙ったが、1票差で敗れた。3年連続の準優勝は史上初で、3回目の2位は第10回大会で優勝した「笑い飯」に並ぶ最多タイとなった。

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