海老蔵だ!幸四郎だ!史上最大規模、歌舞伎役者69人お練り 沿道に1万5000人

[ 2018年10月28日 05:30 ]

耐震改修工事を終え新開場する京都・南座(奥左)前でお練りをする歌舞伎俳優ら
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 大規模な耐震改修工事を終えた京都・南座の新開場を記念したお練りが27日、京都市東山区の四条通で行われ、中村時蔵(63)を筆頭に市川海老蔵(40)松本幸四郎(45)片岡愛之助(46)ら歌舞伎俳優69人が参加した。

 2013年に63人が参加した東京・歌舞伎座の開場時をしのぐ過去最大規模のお練り。南座から八坂神社までの四条通を約400メートル、4車線を全面規制して行われた。全面規制は祇園祭などを除いてほとんど例がない。京都での大規模お練りは史上初。俳優らが手を振りながら練り歩くと、通りにはカメラやスマートフォンを持つ人垣ができ、俳優の名前や屋号を呼ぶ声も響いた。沿道には主催者発表で約1万5000人が駆けつけ、総勢450人が警備に当たった。

 歩道に加え車道部分の1車線が“観客席”として開放されたものの、規制線を張って押し合いの警備が続き不穏な空気に。沿道中盤では「役者さんが通り過ぎても、走らないようにね」「私も厳しいことは言いたくない」などと諭すように呼び掛ける“祇園版”DJポリスも出現した。

 京都は歌舞伎発祥の地。1603年に出雲阿国が四条河原でかぶき踊りを披露したのが歌舞伎の始まりとされ、南座はその直後から歌舞伎を上演してきた日本最古の劇場だ。

 お練りに先立ち南座で行われた開場式では松本白鸚(76)、幸四郎、市川染五郎(13)の高麗屋三代がお祝いの舞踊「寿式三番叟(さんばそう)」を披露。続いて俳優約100人が舞台に上がり、日本俳優協会会長の坂田藤十郎(86)が「京の伝統文化を世界に伝える劇場として愛されてほしい」とあいさつ。全員で手締めをした。

 南座は16年2月から工事のため休館。11月1日、高麗屋三代の襲名披露「吉例顔見世興行」(25日まで)で正式に再開する。幸四郎は「物凄い人の数で驚きました。新しく生まれ変わったこの南座の最初の一ページを刻むと考えると責任を感じます」、染五郎は「襲名公演ではお客さまと一体感のある芝居をしたいです」と意気込んだ。

 ▽南座 正式名称は京都四條南座。歌舞伎が始まった江戸時代初期、やぐらを構えた芝居小屋が並び始めたのが原形とされる。1906年から松竹が経営し、29年に現在の建物が完成。96年に登録有形文化財に指定。客席は1〜3階で1082席。最寄りは京阪祇園四条駅。

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