さや姉 史上最大規模で卒コン 3万人がエースの門出祝福

[ 2018年10月28日 05:30 ]

NMB卒業コンサートで白いドレスを身に纏った山本彩(撮影・後藤 大輝)
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 NMB48の山本彩(25)が27日、大阪府吹田市の万博記念公園で卒業コンサートを行った。NMB史上最大規模となる初の野外公演にファン約3万人、渡辺美優紀(25)ら卒業した同期生も集結。夜空に花火、客席に色とりどりのペンライトが輝く中、山本は「こんなきれいな景色を最後に見せてくださってありがとう」と頭を下げた。

 アンコールに純白のドレス姿で登場すると、2010年10月の活動スタート時からの思い出を回想。11年の劇場デビュー時からキャプテンとしてけん引したNMBでの日々を「一日一日、一瞬一瞬が色濃くて気づけば8年」としみじみ語った。NMB加入前から歌手を目指し活動するも、「チャンスをつかめず挫折して夢を手放していた。そんな私に、もう一度歌うことを許してくれたのがNMB」と目を潤ませた。

 常にグループの先頭に立ち、弱音は一切吐かずに頑張る背中をメンバーに見せ続けた。「この8年はNMBに全てをささげた。責任感だけでなく、何かとてんびんにかけてもNMB以上になるものはなく、大切で何よりも守りたかった」と力を込めた。

 この日はメンバーと「ナギイチ」「365日の紙飛行機」などおなじみの曲を歌う一方で、バンドを従えてソロ曲「ジャングルジム」などを熱唱。ギターも披露し、山本らしいライブとなった。「感謝の気持ちでいっぱい。これからの人生を懸けて恩返しさせてください」と呼び掛け「NMBを担う皆の道しるべとなるよう、諦めず挑戦していきたい」と今後の活躍も誓った。

 ステージには1期生の山田菜々(26)らOGも登場。かつてのライバル渡辺は山本とハグして「お疲れさま〜。また彩ちゃんとこうしてステージに立てると思ってなかったからうれしい」と笑顔。渡辺の卒業公演以来、約2年ぶりの「さやみるきー」復活にファンも歓喜した。

 山本は本拠地・NMB48劇場で11月3、4日に卒業公演を行いNMBの活動を終了。卒業後はシンガー・ソングライターの道に進む。

 ◆山本 彩(やまもと・さやか)1993年(平5)7月14日生まれ、大阪府出身の25歳。歌唱力に定評がありNMB48絶対不動のエース。グループのキャプテンを務める傍ら、グラビアやお笑いなどマルチな活躍を見せる。ファンなどからの愛称はさや姉。1メートル55、血液型B。

 《横山由依 映像メッセージで「さや姉は恥ずかしがり屋」》AKB48の総監督で過去にNMBを兼任した横山由依(25)は映像メッセージで「さや姉とは同じ関西人、年齢も近く、チームのキャプテンとか境遇が似ていて距離が縮まった」と説明した。NMBに在籍した当時「さや姉の重荷のリュックサックを半分持つよ」と言ったという。当時、山本の反応はさほどなかったが「その後いろんなところでうれしかったと話してくれてて…さや姉って恥ずかしがり屋」と懐かしんだ。

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