麻央さん「まだ生きてたの?と数年後も言われたい」前向きにつづった352回

[ 2017年6月23日 13:27 ]

小林麻央さん死去

小林麻央さん
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 昨年9月1日にブログ「KOKORO.」を新設した麻央さん。初回に「力強く人生を歩んだ女性でありたいから子供たちにとって強い母でありたいから ブログという手段で陰に隠れているそんな自分とお別れしようと決めました」と病いと戦う強い決意を報告。その後「私の体験をどんな形でも、活用してくれる方がいたら」と、病気について、病状や体調、家族への思いなどを、真しに、明るく、常に前向きに自身の言葉で伝え続けた。ブログスタートから約10カ月、ブログの更新は実に352回に及んだ。最後まで前を向き続けたが、力尽きた。

 昨年10月には「私はステージ4だって治したいです」と自身のステージが4だと初告白するも、「堂々と叫びます!5年後も10年後も生きたいのだーっあわよくば30年!いや、40年!50年は求めませんから」と明るくつづった。同12月に放射線治療を終えた時は「安堵しています」と率直な気持ちを吐露することもあった。大みそかには「2017年、固定概念にとらわれず、自由に夢感じていこう。良いお年をお迎え下さい」と新年への抱負を記していた。

 4月にはブログ読者も200万人を突破。「もちろん弱っている日はありますが、そればかりではない日常を書いていくことで、え?まだ生きてたの?と数年後にも言われたいです」とユーモアを交えて決意をしたためた。その後「5日も経っていました。ここずっと 一日中横になっている毎日でした。息苦しさと 変な発汗と 痛みと」などと体調が思わしくなかったことを知らせ、「今は、自分の力では難しいので」と記した後に再入院。それでも「医療の恩恵を受けて、元気になりたい」「ひとつひとつクリアしていこう!」と前を向いた。先月末には「退院前は、これから家族へかけてしまう負担が怖く、退院が近づくたび不安でしたが、やはり我が家は最高の場所です」と1カ月ぶりに自宅へ戻ったことを報告。家族のサポートを受けながら、在宅医療を続けた。

 6月9日には、がん公表から1年を迎え、「6月9日。」と題したエントリーで「届いていますか??」と読者に呼びかけ、「更新できない日もありますが、1日1日の心と記録をここに残す気持ちで書いています」。最後の更新は20日で、母親が絞った「オレンジジュース」を飲んだことを報告し、「皆様にも、今日 笑顔になれることがありますように」と笑顔で締めくくっていた。

 麻央さんのブログは23日現在で読者登録数は258万人を超えている。

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2017年6月23日のニュース