市川海老蔵、涙で語る「妻・麻央が旅立ちました」 最期の言葉は「愛している」

[ 2017年6月23日 14:32 ]

小林麻央さん死去

会見で涙を浮かべる歌舞伎俳優の市川海老蔵
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 フリーアナウンサーの小林麻央さんが22日夜、都内の自宅で死去。夫で歌舞伎俳優の市川海老蔵(39)が23日、東京・渋谷で上演中の自主公演の合間に会見に臨んだ。

 会見冒頭、海老蔵は「わざわざご報告するようなことではありませんが、今朝、家の前にも多くのマスコミの方がいらっしゃいましたので、ご報告することもひとつ義務なのかなと思いました」と話し、「昨日夜に妻・麻央が旅立ちました」と最愛の妻の死去を報告した。

 「いろいろとございます。家族の時間や家族でしなくてはならないこと、家族で話すべきこと、子供たちとの時間が思った以上に、皆様に伝わったのが早かった。急きょ、このような時間を作っていただいた。多くの方にご迷惑をかけないように、ブログや、アナウンサー時代から妻のことを応援してくださった方々にご報告ということで、このような時間をもうけさせていただきました。よろしくお願いします」と気丈にあいさつした。

 麻央さんの姉・小林麻耶(37)と義母が看病を続けていた22日夜、「具合が悪いと、お医者様が来ていて、家族を呼んだほうがいい」とLINEが届いたが、海老蔵は仕事中で見られなかったという。1時間半後に「私も慌てて家に帰った」と経緯を報告。「帰った後は、麻央はこの世にいてくれた」とその時の状況を絞り出し、「呼吸が苦しそうで、大丈夫かなと(思った)。おとといまではしゃべることができたが、昨日はずっとしゃべれずにいたので、不思議な話ですが、息を引き取る瞬間を私は見てました。本当に不思議なんですけど、『愛している』と言ってそれで、そのまま旅立ちました」と大粒の涙を流した。

 「旅立つ間際に。『る』が聞こえたかどうか…こんなに愛されていたのはよくわかっていたが、最後の最後まで愛してくれたことに…」と言葉を詰まらせ、「何とも言えません。きのうのきょうで何も準備ができてなくてご迷惑を掛けてお見苦しいところをご覧に入れて…」と続けた。

 海老蔵はこの日早朝6時ごろからブログを更新。1回目は「今日も新しい朝が訪れました」とし「疲労はかなり出てきてますが、兎にも角にも全てを乗り越えて日々に感謝しながら過ごしたいとおもいます」とコメント。7時23分には自身のブログを更新。「人生で一番泣いた日です」とつづり、身辺に重大な出来事が発生したことをうかがわせ、8時53分には「なるべくいつも通りに過ごします」と記した。その後も数回にわたりブログを更新し、「楽屋、どんな事があろうと、舞台。役者になるとはそういう事なのかもしれません」などと気丈にも舞台へと向う姿をつづっていた。

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