SMAP異例のオリコン2冠 解散歌手では国内初のアルバム1位

[ 2017年6月23日 05:30 ]

SMAPベストアルバム「SMAP 25 YEARS」のジャケット
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 昨年解散したSMAPが22日発表のオリコンの上半期ランキングで2冠を獲得した。

 アルバム、アーティスト別トータルセールス(総売り上げ)の両部門で1位を記録。解散や引退、活動休止状態にあるアーティストがアルバム部門で上半期1位を記録するのは、71年に米ユニット「サイモン&ガーファンクル」が「明日に架ける橋」でマークして以来2組目で、国内アーティストでは初めて。CD不況下にもかかわらず、すでにミリオンセールスを達しているだけに、年間ランキングでも首位に輝く可能性もあり、SMAPは異例のヒットで有終の美を飾った。

 アルバム部門を制したのは、昨年末に解散する直前の12月21日に発売したベスト盤「SMAP 25 YEARS」。アルバムの上半期1位は91年9月にデビューして以来初めて。上半期で116万枚を売り上げ、2位のAKB48「サムネイル」の63万3000枚を50万枚以上、引き離している。

 12月28日に発売した映像集「Clip! Smap! コンプリートシングルス」は49万7000枚を売り上げ、DVD&ブルーレイ部門で2位を記録。1位は嵐のライブ映像集「Are You Happy?」の69万1000枚だった。

 SMAPはこれらのベスト盤と映像集などで上半期に売り上げたトータルセールスが86億7000万円。2位の嵐の62億1000万円を引き離している。音楽関係者は「本人稼働(アーティスト本人が宣伝で動くこと)がないのにこの数字は驚異的」としており、いかにSMAPが愛されたかを物語る数字になっている。

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2017年6月23日のニュース