「NEWS ZERO」で麻央さん追悼 机に花束 村尾氏「自分の命を人のために使い切った」

[ 2017年6月24日 00:18 ]

小林麻央さん
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 歌舞伎俳優、市川海老蔵(39)の妻でフリーアナウンサーの小林麻央(こばやし・まお)さんが22日に亡くなった。34歳の若さだった。日本テレビの報道番組「NEWS ZERO」(月〜木曜後11・00、金曜後11・30)は23日放送の番組内で生前に番組キャスターを務めていた麻央さんを悼んだ。

 番組冒頭、キャスターを務める村尾信尚氏(61)が「我々とともにニュースを伝えた小林麻央さんがその生涯を閉じました。34歳、あまりにも早い旅立ちでした」と麻央さんの訃報を伝えた。

 麻央さんが同番組へ出演していた時に座っていた、村尾氏の右隣は空席。机の上には花束が手向けられていた。

 その後、この日行われた海老蔵の会見の模様や、2006年10月2日に麻央さんが同番組へ初登場した歳の映像などを放送。海老蔵との出会いとなった同番組の取材や、梨園の妻となった後の映像などで麻央さんの人生を振り返った。

 スタジオにカメラが切り替わると、村尾氏が空席となっている右隣を見つめながら「隣にいた麻央さん」と言葉を絞り出す。「柔らかい物腰の中に芯の強さを感じさせる人でした」と人柄をしのび、「人は何年生きられるかは自分では決められませんが、いかに生きられるかは決められます。麻央さんは自分の命を家族のため、多くの人たちのために使い切りました。麻央さんよく頑張りました」と追悼。番組の最後には「麻央さんとニュースを伝えたこと、私は誇りに思います」と語りエンディングを迎えた。

 死去したことが報じられた23日午後に、村尾氏は同局を通じてコメントを発表。「天の非情を感じます。市川海老蔵さんをはじめ、ご家族のことを思うと言葉がありません」と悲しみ、「麻央さん、よく頑張りましたね。若い世代で日本を変えようと、一緒にニュースを伝えたこと、私は誇りに思います」と共演時の思い出に触れ、天国の麻央さんをねぎらった。

 麻央さんは06年10月の番組立ち上げ時から10年3月まで出演。08年12月に番組内のインタビューで海老蔵と出会い、10年3月に結婚した。

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2017年6月23日のニュース