野際さん 最後まで女優魂…病と闘い、先月7日まで「やすらぎの郷」収録

[ 2017年6月16日 08:15 ]

13日に亡くなった女優の野際陽子さん
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 NHKのアナウンサーを経て、司会者やTBS「キイハンター」「ずっとあなたが好きだった」など多くのドラマで女優としても活躍した野際陽子(のぎわ・ようこ、本名同じ)さんが13日午前8時5分、肺腺がんのため都内の病院で死去した。81歳。15日に密葬が執り行われた。

 関係者によると、5月中旬にがんと肺炎を併発して体調が悪化し、都内の病院に緊急入院。その後は小康状態が続いた。

 昼ドラマ「やすらぎの郷」(テレビ朝日)の出演場面は残っており、脚本家の倉本聰氏(82)が体に負担がかからないように台本を書き換えていたが、野際さんはそれをきっちりとこなして女優魂を見せた。最後の収録は5月7日。「鼻にチューブをつけて臨まれましたが悲そう感はありませんでした」(スタッフ)という。その翌日8日に入院。そのまま退院することはなかった。

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