辻本茂雄「広東オペラ」からスカウト!?角栄役「本気」のオファー

[ 2017年6月16日 12:36 ]

脚本家・李居明氏(右)と、田中角栄元首相役で広東オペラにデビュー?する吉本新喜劇・辻本茂雄
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 香港の古典演劇で無形文化財の「広東オペラ」のオリジナル演目「夢の恋人 毛沢東」が9月12日の大阪公演を皮切りに今秋、ワールドツアーをスタート。16日、脚本の李居明氏(61)が香港から来日して大阪市内ホテルで会見に臨んだ。

 風水マスターとしても有名な李氏が興味を示したのは応援ゲストの吉本新喜劇座長・辻本茂雄(52)。会ってひと目で「今回が第1回。次の毛沢東の第2回脚本のアイディアが浮かんだ。茂造じいさんは田中元総理に似てる。ぜひ、広東オペラに出演してもらいたい。すぐに契約しても大丈夫かな?冗談じゃなく、本気です」と新喜劇で“茂造じいさん”として人気の辻本を、広東オペラでの元首相・田中角栄役に抜てきすることを決めた。

 国家主席だった毛沢東と田中元首相は1972年9月の日中国交回復の際に様々なエピソードを残した2人。李氏のプランを聞いた辻本は当初「ま〜、その〜」と田中角栄氏のモノマネで笑いを誘っていた。だが「シンガポールやマカオでも公演がある。今後はアメリカにも進出。茂造は人気が出ると思う。知名度も上がります」と李氏が話をどんどん進めると「なんか、大ごとになってきたなあ」と辻本は苦笑い。李氏から「まずは香港に彼女を作ってから」と勧められると「いやあ、ボクは結婚してますしね。22歳の娘と18歳の息子がいて…」とタジタジだった。

 同公演は政治家で思想家の毛沢東氏(1976年9月、82歳で死去)の3度の結婚を題材に、これまで人前では笑わないなど、なかなか触れられてこなかった毛氏のプライベートの顔を描いた作品。「毛氏は冗談が好きな人だった。ユニークに描かれていると思います」と李氏は自信をのぞかせた。

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