千葉真一、元妻・野際さん悲報にショック「今はそっとしてあげたい」

[ 2017年6月16日 05:30 ]

野際陽子さん死去

94年2月に離婚会見を行った野際陽子さん(右)と千葉真一
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 野際陽子さんの突然の訃報に芸能界からもたくさんの悲しみの声が寄せられた。地方で仕事だったため密葬に参列できなかった元夫で俳優の千葉真一(78)もショックを隠しきれない様子だった。

 千葉はスポニチ本紙の取材に「3年前に肺がんになったことを聞いて心配していたんです。今はそっとしてあげたい」と声を落とした。野際さんが亡くなった13日に、一人娘の真瀬樹里(42)から連絡を受けた時も「(野際さんを)見るまで信じない」と伝えたという。ずっと思い続けた憧れの人だった。しかし、この日の密葬も「もう別れているので」と参列せず、地方での仕事先でひっそりと悼んだ。

 TBSドラマ「キイハンター」での共演をきっかけに1973年に結婚。一度もケンカしたことはなく、3歳年上の野際さんを、千葉が「やんちゃ坊主を支えてくれる母のような存在だった」とエッセーで明かしたように、自他共に認めるおしどり夫婦だった。

 しかし、94年に離婚。それぞれ仕事が充実し、すれ違いの生活が続いたのが原因だった。言い出したのは野際さんで「友達関係に戻ってみたい」と千葉に伝えた。

 千葉はまさか野際さんが別れることを考えていたとは思いも寄らず、離婚会見では「私が映画バカで夢を追いすぎて家庭を顧みなかった」と言葉を絞り出すのがやっとだった。ただ“友達関係”に戻ることはなく、関係者によると「その後はほとんど会うことはなかった」という。

 それでも千葉は娘を通じて野際さんの様子を気にかけていた。特にがんが分かってからは「(がんにいいと言われる)酸素水を贈ったりしていました」と振り返った。

 21年の結婚生活には数え切れないほどの思い出があるが、言葉にしたのは酒の強さ。「とにかく大酒飲みでした。横綱と呼ばれていたから」。

 娘からは「落ち着いたら一緒に墓参りに行こう」と言われている。今後のことを考え「できれば樹里と一緒に生活しようと思っている」とも語った。

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