「バイプレイヤーズ」群衆250人と撮了 大杉漣は名脇役6人再共演に意欲

[ 2017年2月14日 10:10 ]

「バイプレイヤーズ」がクランクアップ(左から)大杉漣、松重豊、光石研、北香那、田口トモロヲ、寺島進、遠藤憲一(C)「バイプレイヤーズ」製作委員会
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 日本映画界に不可欠な名脇役、遠藤憲一(55)大杉漣(65)田口トモロヲ(59)寺島進(53)松重豊(54)光石研(55)=アイウエオ順=の6人による夢の共演で話題を呼ぶテレビ東京「バイプレイヤーズ〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜」(金曜深夜0・12)が14日までに東京都内でクランクアップした。エキストラ250人が見守る中の撮影終了。6人を特集した2002年秋の映画祭「6人の男たちフィルムズ」(東京・下北沢)から14年越しの企画だけに、6人は充実した表情を浮かべた。

 全員が本人役に扮し、共同生活を送るというストーリーの異色作。中国の動画配信サイトから映画「七人の侍」リメークのオファーを受けた6人は絆を深めるため、シェアハウスで3カ月、一緒に暮らすことに。“おじさんだらけのテラスハウス”の行方は…。

 最終日はエキストラ250人が参加し、午後10時、昨年末から約1カ月強に及んだ撮影は無事に終了。花束贈呈を250人が見守り、キャストのあいさつのたびに拍手が送られた。紅一点となる中国配信会社のアシスタントプロデューサー、ジャスミン役の北香那(19)も駆け付けた。

 ゲスト(未発表)が「いつも見ています」とあいさつしたのに重ね、遠藤が「僕も毎週楽しく見ています」とジョークめかし、大杉と寺島は「感謝しています」(大杉)「遅くまで、ありがとう」とエキストラに謝辞。田口と光石は「とても幸せ」(田口)「濃厚な1カ月」と振り返り、松重は「ずっと(6人)一緒にいて(よく飲みに行き)太りました」と笑いを誘った。

 最年長の大杉は、千葉・館山で行われた撮影を“部活”と称し「時間がない中、みんなといっぱいディスカッションしました。起きている時間はずっと一緒いるものですから、代え難い貴重な体験でした。1本目としては、すごくよかったと思っています」と回顧。「こんなに無駄話が多い人たちも珍しい。結果的に実のない話しかしていなかったですね」と笑いながら「その無駄話が楽しい。僕だけで決めることではないですが、引き続き、実のない話を6人でやりませんか?という感じですかね」と再共演に意欲を示した。

 第1話の役所広司(61)をはじめ「キャスティングが豪華すぎて、予算は既に底をつきかけておりますが…」と同局の濱谷晃一プロデューサーがうれしい悲鳴を上げる毎週のゲスト(本人役)も話題。17日深夜放送の第6話は折り返し地点。伝説のドラマは、ここから最高潮に向かう。

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2017年2月14日のニュース