「今夜はナゾトレ」年齢問わず楽しめる“難しさ”で満足度上昇中

[ 2017年2月14日 16:34 ]

 アトラクション感覚でクイズを楽しむ「ネプリーグ」(フジテレビ)や、クイズだけでなく出場者たちのやりとりも見どころの「くりぃむクイズ ミラクル9」(テレビ朝日)、昨年スタートし、○×クイズというシンプルなスタイルが好評の「究極の○×クイズSHOW!! 超問!真実か?ウソか?」(日本テレビ)など、今やバラエティーでは欠かせない「クイズ番組」。その中で、子供から大人まで“難しいけど楽しい”と高評価なのが昨年10月にスタートした「今夜はナゾトレ」(フジテレビ)だ。

 くりぃむしちゅー、タカアンドトシ、柳原可奈子が出演するクイズバラエティで、学力や雑学など知識を競うのではなく、東大生が考案した謎解き問題や、映像や音楽に隠されたトリックを見抜くなど“ひらめき”が問題を解く重要なカギになる。

 特にオリジナリティを発揮しているのが、天才マジシャン集団が出題する「リアル間違い探し」。このクイズはCGを一切使わず、マジックやイリュージョンを駆使してVTRに変化を加え、その変化を回答するというもので、これまでになかった斬新な間違い探しが人気を博している。

 データニュース社(東京)が行なっているテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」(対象2400人)の満足度調査(5段階評価)によると、当番組がスタートした昨年10月の初回3・44(5段階評価)から、3・49→3・69→3・75→3・77と右肩上がり、直近2回は高満足度の基準3・7を上回る高数値を獲得している。人気の理由は大人も子供も楽しめる“難しさ”だ。視聴者の感想をみると「子供から大人まで楽しめる良い問題。解けたときスカッとする」(50歳女性)、「難しい問題が結構あり、苦戦しながらも、子どもと一緒にクイズに答えられた」(36歳女性)、「問題が結構難しかったが、子供も勉強になるし面白かった」(38歳女性)など、年齢を問わず夢中になれる問題が受けている。

 これまで全5回の平均満足度は3・63で、現在放送中の民放プライム帯クイズ番組・全8番組中2位。トップはTBSの老舗クイズ番組「世界!ふしぎ発見」の3・64(16年〜17年2月4日までの平均)で0・01ポイントの僅差。スタート間もない番組だが、人気クイズ番組の仲間入りを予感させる勢いがある。

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2017年2月14日のニュース