新作映画ぶち壊し…急きょヒロイン代役探し、清水側に費用請求も

[ 2017年2月14日 05:30 ]

清水富美加 出家騒動

女優の清水富美加
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 宗教法人「幸福の科学」への出家を発表した清水富美加(22)は今月上旬まで新作映画の撮影に参加していた。関係者によると、ヒロイン役。製作サイドは代役を立てて撮り直す意向で、代役探しを急いでいる。製作関係者は「出演シーンをカットするなど編集作業もあるし、スケジュールがタイトになって困る」と悲鳴を上げる。撮り直しに伴う費用などが清水側に請求される可能性もある。

 主演映画「暗黒女子」は予定通りの公開が内定した。配給する東映は「製作委員会と協議中」としているが、関係者によると、4月1日に封切りが迫っていることもあり公開の方向で準備を進めている。ただ、清水の宣伝活動は全て中止。既に今月8日に取材会が中止されており、関係各所は大混乱。21日に都内で開く完成披露試写会にも登壇予定だったため、関係者は「他のキャストだけで実施できるか早急に調整しなければ」と頭を抱えている。

 主演作「笑う招き猫」とヒロインを演じた「東京喰種 トーキョーグール」も控え、映画関係者は「先に公開される作品の状況などを見ながら判断するが、主要キャストが宣伝に稼働しないのは相当な痛手」と話した。別の関係者も「引退騒動が興行収入減に結びつくことは確実。ただ、製作費回収のために予定通り公開する以外の手がない」と困り果てている。

 広告契約していた花王「ニベア」のホームページでは、清水の画像や動画が削除された。花王は「夏の商品と切り替えるため」と説明したが、騒動については「突然のことで驚いています」と話した。コスモ石油は「事実確認中」とした。広告代理店関係者は「企業側が契約未消化分を日割りで返還してもらうよう所属事務所に求め、協議することになるでしょう」と指摘した。この日、3月開催のイベント「スペースシャワーミュージックアワード」の司会降板も決定。突然の出家の影響はしばらく収まりそうにない。

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2017年2月14日のニュース