青木玲子さん死去…83歳 森光子さんの「放浪記」2017回出演

[ 2017年2月14日 05:30 ]

10年4月、スポニチ文化芸術大賞優秀賞に輝き、記念の盾を手に笑顔を見せる青木玲子さん
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 劇団「東宝現代劇」所属で、名脇役として活躍した女優の青木玲子(あおき・れいこ、本名児玉玲子=こだま・れいこ)さんが13日午前8時30分ごろ、心不全のため神奈川県内の病院で死去した。83歳。東京都出身。葬儀は近親者で営む。喪主は夫で俳優の児玉利和(こだま・としかず)氏(82)。

 東宝によると、前夜12日までは病院で元気にしており、看護師と好物の「お寿司が食べたい」などと話していたという。

 劇作家の菊田一夫が設立した劇団東宝現代劇の第1期生。1957年、東京・芸術座での「モデルの部屋」で初舞台。故森光子さんの主演舞台「放浪記」に61年の初演から出演。途中、演じる役は変わったが、09年の森さんの最後の舞台まで、共演者としてただひとり、ともに全2017回に出演した。15年11月には仲間由紀恵(37)主演「放浪記」の千秋楽に祝福に駆けつけた。

 08年に「劇団東宝現代劇75人の会」で第16回スポニチ文化芸術大賞優秀賞、10年に個人で第18回同賞を受賞した。

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