大竹しのぶ 芝居に通じる中島みゆきの歌「これからも大切に歌っていきたい」

[ 2017年1月22日 11:50 ]

大人の魅力 大竹しのぶ(下)

笑顔でインタビューに答える大竹しのぶ
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 大竹しのぶ(59)の歌が凄い。聴く者の心を一瞬で別の世界へ引き込む力がある。言わずと知れた天才女優。この人にとって歌うこと、音楽活動とは一体何なのだろう。芝居とはひと味違う、その魅力を聞いてみた。

 元々歌の仕事も多かったが、これほど気持ちが入るようになったのは、3年前、「歌心 恋心」を出してからだという。大竹が宇崎竜童、斉藤和義、山崎まさよしら11人の男性アーティストとデュエット曲を収めたアルバム。収録中から、素直に感じたことが今でも忘れられずにいる。

 「皆さん、主張したいことを音楽を使って素直に表しているんですね。何かその自由さがとてもうらやましくて。芝居は出演者全員のアンサンブルですからね。歌には舞台にはない喜びや楽しさがあると知りました」

 自分の感情や考えを音符という見えない宝石に乗せ、一瞬のうちにオーディエンスの心に入りこむ。演劇とは異なる新たな表現世界に魅せられてしまったようだ。年明けからは、研ナオコ、クミコ、坂本冬美らとともに、中島みゆきの作品を紡ぐライブ「歌縁〜うたえにし」にも参加。「化粧」「ファイト!」などを披露している。

 「みゆきさんの歌は芝居に通じるものを感じます。特に歌詞が好きですね。ひとつひとつの言葉を大切にこれからも歌っていきたい」

 今春には、注目の舞台「フェードル」(東京・シアターコクーン、4月8日初日)が控える。ギリシャ悲劇から題材をとったフランス演劇の名作。サラ・ベルナール、ヘレン・ミレンらが演じた人気作だ。

 「ギリシャの古典なんて言われると何か難しい感じもしますが、そうじゃないんですよ。義理の息子を好きになってしまったところへ、行方が分からなくなった夫が帰ってきてしまう。私、どうしようみたいな、まるで昼ドラのようなお芝居ですから」と楽しそうに話した。共演は平岳大、門脇麦ら。演出を手がけるのは、栗山民也氏。

 大竹にとってもう一つ楽しみなのは、来月、東京・歌舞伎座で上演される「猿若祭 二月大歌舞伎」。親交が深かった故中村勘三郎さんの孫が初舞台を踏む。

 勘九郎(35)の長男・波野七緒八(5)が三代目勘太郎、次男の哲之(3)が二代目長三郎を名乗る。「どっちとも本当に可愛くて。下の子のほうが勘三郎さんに似てるかな。もう稽古を始めているみたいです」と笑顔。

 自身の携帯電話には、2人の写真が何枚も入っていた。

 ◆大竹 しのぶ(おおたけ・しのぶ)1957年(昭32)7月17日生まれ、東京都出身の59歳。桐朋学園短期大学部演劇専攻科中退。73年、ドラマ「ボクは女学生」でデビュー。映画「青春の門(筑豊編)」、NHK朝の連続テレビ小説「水色の時」のヒロインで注目された。その後、ドラマ「男女7人夏物語」、映画「一枚のハガキ」など多数の話題作に出演。

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