リオ五輪民放収支は赤字、2大会連続 放送権料高騰や治安対策で

[ 2016年9月15日 16:56 ]

 民放連の井上弘会長は15日の定例記者会見で、リオデジャネイロ五輪のテレビ放送を巡る民放全体の収支が赤字になったと発表した。夏季五輪としては2012年のロンドン大会に続き2回連続の赤字で、具体的な額は明らかにしなかった。

 民放連は赤字の理由として、放送権料の高騰や、現地の治安対策でセキュリティー費がかかったことなどを挙げている。

 東京で開催される20年大会を含む18~24年の五輪4大会の日本向け放送権は、NHKと民放でつくるジャパンコンソーシアム(JC)が計1100億円で一括取得することで国際オリンピック委員会(IOC)と既に合意している。

 高額の放送権料について井上会長は「何とかしたいが、厳しい状況は変わらない」との見方を示しながらも「東京五輪もぜひ成功させたいし、われわれも参加したい」と話した。

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2016年9月15日のニュース