ハロプロアイドルが語る交流戦の魅力(2)応援が楽しい!野球場で観戦して

[ 2016年6月1日 06:55 ]

私物の野球グッズを前に野球談義に花を咲かせる牧野真莉愛(左)と広瀬彩海(協力 MLB cafe TOKYO)

 勝つのはセかパか!?今年で12年目を迎える「日本生命セ・パ交流戦」が、31日に開幕する。その見所や楽しみ方などを、野球大好きアイドルの「モーニング娘。’16」牧野真莉愛(15)と「こぶしファクトリー」広瀬彩海(16)が熱く語り尽くしました。牧野は日本ハム、広瀬は大の巨人ファン。今季もすでに何度も球場に足を運んでいる2人による熱烈トークを、3回にわたってお届けします!(取材・構成=鈴木勝巳、原田真奈子)

 ――2人が野球を見始めたきっかけは?

 牧野 家族で北海道に旅行に行く時に、お母さんと2人で前乗りして札幌ドームに野球を見に行ったんです。それで、(当時日本ハムでプレーしていた)新庄さんにお手紙を書いて。「ちびまりあ」の頃で、4歳ぐらいです。「新庄、お手紙!」って感じで練習前に渡したのがきっかけで、ファイターズファンになりました。

 ――出身は愛知県。

 牧野 その前の中日は、もう…。物心ついた頃には野球を見に行っていて。お母さんが中日が好きで、いつもナゴヤドームに行ってました。

 広瀬 私は家族全員、みんながジャイアンツファン。おじいちゃんが野球が好きで、解説者のように詳しいんですね。それで、私も小さい頃におじいちゃんの家に行くと、必ず野球中継が(テレビで)ついていて。これはどういう意味なんだよ、とか聞いているうちに、自然とこう…。ジャイアンツファンになるしかなかった!

 牧野 あははは。

 広瀬 おじいちゃんが凄いうれしそうに話してくれて。その時にちょっと興味を持って、小学校に入ったぐらいで初めて試合を見に行って。東京ドームでした。

 ――試合の経過はチェックしている?

 牧野 携帯のアプリで速報が来るんです。コンサートが終わって、こうやって(画面を)見たらメッチャ来てるんですよ。「投手交代」「投手交代」…って。「今、6回終わった」とか全部来てて。あとは、おうちに帰ったらGAORAで見てます。帰ってくるのが(夜の)8時とかになって、途中からしか見られない時もあるんですけど。

 広瀬 私も、中継が見られるとしても途中からになっちゃうんです。お仕事現場からおうちに帰るまでに結構時間があるので、そこで(アプリの)速報の更新ボタンがあるんですけど…。

 牧野 あはは(笑)。分かる。

 広瀬 待ち切れなくて、ずっと更新ボタンを連打していたりとか。歩きながらもずっと…。自動更新だと30秒ごとなんですよ!ずっと押して、家に着いた瞬間にテレビのチャンネルをばっと変えて。それでよく(家族に)怒られるんですけど。

 ――そこまで野球が大好き。若い女の子から見て、何が楽しいですか?

 牧野 試合の展開が一番面白いと思います。「次は誰が打つんだろう?」とか「次、この人打つのかな?」とか、そういう展開がドキドキして面白いなって思ったり。

 あとは、ファイターズは選手とか凄い優しいんですよ。栗山監督とかもいつも札幌ドームで、試合が終わった後にハイタッチしてくれたりとか。選手も監督もファン思いで、そういうところが凄いうれしいです。

 ――それは現場ならでは、ですね。

 牧野 応援も楽しいです!外野でやるから、盛り上がってます、全員が。(日本ハムの応援パターンの一つの)ジンギスカンとかやる時も楽しい。もしかしたら(外野スタンドで見ている)真莉愛も、コンサートに来てくれるファンの方と同じ気持ちなのかも、と思います。

 広瀬 私も応援が楽しい。初めて行った方とかって、応援歌とか分からないじゃないですか。でも、周りのジャイアンツファン、応援団の方とかも優しく教えて下さるんです。応援歌の歌詞カードを見せて下さったりとか。知らない方とも普通に、気軽にお話できるのが外野のいいところ。点を取ると、知らない方ともグータッチして喜んで。

 牧野 隣の人とかね。

 広瀬 そういうのが凄い楽しくて、いいなあって思います。でも、最初は緊張するかも…。あと私、結構2階席で見るのが好きで。球場全体が見渡せて、何が起きてるのか分かりやすいので。上の方で、俯瞰的に見てっていうのも楽しくて好き。

 ――では、これから野球を見る女の子に観戦術を。

 牧野 ぜひ外野で見て欲しいなって思います。メガホンとかも売ってるから、そういうのを持ったりとか。外野を守ってるファイターズの選手が来た時に、例えば「中田選手!」って言ったら手を振って下さったりするので。ちょっとドキドキして勇気がいるんですけど、他の選手も優しいです。

 広瀬 外野席もホント楽しいんですけど、あとは形から入るっていうか。今ってカープ女子を始めとして、女性ファンが増えてきてるじゃないですか。グッズとかもどんどん可愛くなっていて。ピンク色のユニホームが出来たりとか。そういうところで、ちょっとオシャレに着こなすこともできると思います。

 ――やはり現場主義。

 広瀬 中継とかテレビで見てるより、野球をしてる選手の姿って「凄いかっこいいなあ」って魅力を感じると思うので。球場にぜひ足を運んで欲しいなと思います。

 ――野球というスポーツ自体の魅力は?

 牧野 試合展開が、分かんないんですよ!スタメンも、いつも栗山監督が何を考えてるのか分かんない。何て言うか、いい意味で、どう考えて…。毎回違うんですよ、スタメンが。だから、そういうのも全然分からないし、読めないと思うんですよ。予想するのもいいんですけど、そうやって「次どうなるかな?頑張って、頑張って」って思って打ってくれるところが凄いうれしいです。

 広瀬 サッカーとかって、3点ぐらい取っちゃったら試合(の結果)が見えてきちゃうじゃないですか。だけど、野球は9回裏ツーアウトまで分からないというのがあるので。

 ――最後までドキドキできる。

 広瀬 一番覚えてるのが(11年の)長野選手。公式戦の最終戦で、9回裏に代打逆転満塁ホームランを打ってサヨナラ勝ち。私、球場にいたんです。外野で見ていて、本当に感動しました。その日、長野選手は首位打者を守るためにスタメンを外れていたんですよ。そこで代打でばっと出てきて、ホームランを打つ勝負強さが本当にかっこいいなって。ファンのみんなと一緒に盛り上がって、泣きながら喜んだ一体感が忘れられないですね。

 牧野 私は(12年の)巨人との日本シリーズ。(第2戦で)中田選手がデッドボールを受けて手がぱんぱんになっちゃったんですよ。でも、後から新聞とかニュースとかで見て知ったんですけど、骨折してたんです。なのに(第6戦で)ホームランを打ったっていうのが、かっこいいなと思いました。(第3回は6月2日掲載)

 ◆広瀬 彩海(ひろせ・あやか)1999年(平11)8月4日、神奈川県生まれの16歳。「こぶしファクトリー」のリーダーとして、15年9月発売の「ドスコイ!ケンキョにダイタン」でメジャーデビュー。同年日本レコード大賞で最優秀新人賞を受賞。今年2月発売の「桜ナイトフィーバー」で初のオリコン週間1位を獲得した。血液型O。愛称あやぱん。

 ◆牧野 真莉愛(まきの・まりあ)2001年(平13)2月2日、愛知県生まれの15歳。ハロプロ研修生を経て、14年9月に「モーニング娘。’14」に12期メンバーとして加入。15年4月7日、日本ハム―西武戦で始球式を務めた。同年11~12月にはGAORAの日本ハム応援番組「GET!ファイターズ」にゲスト出演。血液型A。愛称まりあ。

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