ハリポタ作者新作 ネットで世界同時公開!8日23時、無料で読める

[ 2016年3月8日 05:30 ]

J・K・ローリングさんの新作小説「北アメリカ大陸の魔法界」のロゴ

 世界中で大ヒットした小説「ハリー・ポッター」シリーズの作者J・K・ローリングさん(50)が、8日午後11時(日本時間)に自身の公式サイト「ポッターモア」で新作小説を世界同時に発表する。

 米国の魔法世界を舞台にした短編作品「北アメリカ大陸の魔法界」(原題:MAGIC IN NORTH AMERICA)で、4日連続で午後11時に配信。日本語のほか中国語など各国の言語に翻訳され、誰でも無料で読める。閲覧期限も設けられていない。単行本化は未定。

 ローリングさんは14年にポッターモアで、「ハリポタ」シリーズの登場人物のその後を短文でつづったが、関係者によると「今回は本格的な短編小説」という。世界的なベストセラー作家が、新作をインターネット上で無料公開するのは異例で、世界中で注目を集めそうだ。

 「ハリポタ」の舞台は英国だったが、新作では米国の魔法世界の成り立ちが描かれる。ローリングさんはこれまでに世界中に魔法世界があると語っており、1月にはポッターモアで、日本にも「魔法処(まほうところ)」と呼ばれる魔法学校があると明かしてファンの間で話題になった。ハリポタシリーズのスピンオフ作品「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」(11月23日公開)は、新作小説と同様に米魔法界が舞台。今後、映画や小説で日本の魔法界が描かれることも期待できそうだ。

 ▽「ハリー・ポッター」 小説は97年の「ハリー・ポッターと賢者の石」から全7巻発売され、世界で累計発行部数4億5000万部の大ベストセラー。映画はシリーズ8作で世界興収が累計約77億2400万ドル(約8728億円)。ポッターモアは11年7月に開設。新作映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」では、ローリングさんが初めて映画の脚本を担当した。

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2016年3月8日のニュース