美輪明宏、青山義雄の風景画を絶賛「ぜひ価値を知ってもらいたい」

[ 2016年2月23日 05:30 ]

「青山義雄展」セレモニーで風景画を前に笑顔を見せる美輪明宏

 歌手で俳優の美輪明宏が22日、東京・銀座の「吉井画廊」で開幕した「青山義雄展―南仏の光と風―」のオープニングセレモニーに参加した。

 「ニースの公園」「バラのアーチ」などのタイトルの美しい南フランスの風景画約30点がずらり。美輪は「どれもこれも美しいですね。全く濁りがない。見ていると描いた時の空気感がそのまま伝わってきますよ」と絶賛した。

 エコール・ド・パリと呼ばれた1920年代に渡仏した青山は、不運にも結核にかかり、転地療養のために南フランスへ。現地の画廊に預けた絵が、巨匠アンリ・マチスに認められた。名声や地位を顧みず、その生涯のほとんどをフランスで過ごしたため、作品の完成度は高いが日本ではあまり知られていない。

 美輪は「これほど素晴らしい絵を埋もれさせては本当に惜しいですね。ぜひ多くの皆さんに見ていただいてその価値を知ってもらいたい」と話した。3月12日まで。

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2016年2月23日のニュース