向井理 水木さんと涙の別れ…「ゲゲゲ」でもらった言葉「一生忘れない」

[ 2016年1月31日 12:39 ]

「水木しげるサン お別れの会」に参列。目に涙を浮かべ、囲み取材に応じる向井理(左)と松下奈緒

 「ゲゲゲの鬼太郎」などの作者で、昨年11月30日に93歳で死去した漫画家、水木しげるさんのお別れの会が31日、東京・青山葬儀所で開かれた。2010年のNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で水木さん夫妻役を演じた女優・松下奈緒(30)と俳優の向井理(33)も参列し、向井は「あちらの世界でまだまだ描き続けてください」と天国に向かって呼び掛けた。

 水木さんの訃報に接した際には「信じられなかった。不死身のような方だと思ってたので」と、当時の心境を振り返った向井。水木さんの妻、武良布枝さん演じた松下は、布枝さんに「なんて言葉をかけていいかわからないくらい複雑な気持ちだった」と声を詰まらせた。

 向井はドラマを振り返り「役作りは本当に難しくて、ご存命の方を演じるのはプレッシャーだった。しかし、しげるさんが『好きなようにやりなさい』と声をかけてくれて不安と葛藤がその一言で吹き飛んだ」と目を潤ませて思いを告白。「その一言は一生忘れない」と声を震わせ、「その言葉を糧にこれからもやっていくんだろうなと思っています」と前を向いた。松下も夫妻役を演じたことを「私には宝物です」と涙ながらに話した。

 最後に天国の水木さんに向けて、向井は「あちらの世界で自由に好きな物を食べて、まだまだ描き続けて、笑って過ごしてください」とメッセージ。松下も「先生を支える人に一瞬でもなれたことは本当に素敵なことだった。これから私も水木先生に恥じないように頑張りたい」と誓った。

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2016年1月31日のニュース