コメットさんから40年…大場久美子「勇気」与えた50代の水着姿

[ 2016年1月31日 12:08 ]

アイドル時代と変わらない愛くるしい笑顔でポーズを取る大場久美子
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 かつて「1億人の妹」と呼ばれ1970年代を代表するアイドルだった大場久美子(56)。最近、彼女からまた目が離せなくなってきた。いくつかの困難を乗り越え、キュートなスマイルが復活。久々のグラビアは大好評で心理カウンセラーとしても活躍中だ。

 2年前には体重が増えて、台所に5分と立っていられない状態に陥った。出演した番組で挑戦したダイエット法で減量に成功。美しいボディーを取り戻した。それにしても週刊誌で50代の水着姿を披露とは、老婆心ながらその気持ちを聞いてみた。

 「男性の皆さんと同じぐらい女性の方たちが見てくださるんですよ。若い時だったら美しさやセクシーさなんでしょうけど、今は元気とか健康がテーマかな。歌や演技と同じで皆さんに喜んでもらえればそれでいいんです」

 人はつらかった経験が多いほど優しくなれるもの。東日本大震災で飼い主からはぐれたり、行き場を失った犬たちを保護するアニマルレスキューの支援も行っている。いつのまにか人生も後半戦。今までたくさんの人たちに支えてもらった分、これからは世の中に恩返ししようと考えている。昨年暮れには父親とも死別し、その思いはさらに強くなった。

 「私、何もすることがないと、かえってダメになっちゃうタイプなんです。自分はこの世で必要とされていないのかなんて思っちゃう。私を求めてくれる人がいる、誰かの役に立っているんだと思うと頑張れる、力が湧いてくるんですよ」

 カメラマンのリクエストに懸命に応える彼女。その姿を見ていたら、なぜか甘酸っぱい思いがよみがえってきた。忘れていたセピア色の写真を偶然見つけた時のように。

 ◆大場 久美子(おおば・くみこ)1960年(昭35)1月6日生まれ。埼玉県出身。75年、オーディション番組に出演したことがきっかけで、芸能プロにスカウトされ芸能活動を開始。77年、「あこがれ」で歌手デビュー。翌年、ドラマ「コメットさん」に主演。一躍、トップアイドルの仲間入りを果たした。

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