Kalafina 全国ツアー完走、5・10上海での単独公演も発表

[ 2016年1月31日 20:00 ]

全国ツアー最終公演を開いたKalafina(左から)Hikaru、Keiko、Wakana

 女性3人組ボーカルユニット「Kalafina」が31日、東京国際フォーラムで全国ツアー最終公演を開いた。

 オリコンチャート2位を獲得したアルバム「far on the water」を引っさげたツアー。「ring your bell」「heavenly blue」など、24曲を披露した。

 ツアーは昨年10月にスタートし、Keikoは「4カ月は今までで最長のツアー。毎回同じセットリストですけど、体調なども違うので安定してやるのは難しい。学びながらやれました」と感想を話し、充実ぶりを明かした。Wakanaは「出身地の福岡に凱旋できたことが印象的」、Hikaruも「地元の富山で公演できて、“おかえり”と迎えてくれたのが嬉しかった」と、それぞれ故郷での公演を思い出に挙げた。

 また、公演前に記者会見し、5月10日に中国・上海で開かれる「上海之春国際音楽祭」で単独公演を行うことを発表。中国最大規模の音楽祭で、日本のポップス歌手が参加するのは初となる。主題歌を歌った「黒執事」「魔法少女まどか☆マギカ」などのアニメ作品を通じ現地で高い人気を誇ることから、中国政府から参加を招請された。

 これまでもアジアツアーなどで海外公演を行ってきたが、今回は自身最大規模となる2000人クラスの会場で行う。広さがあるため、日本でのライブと同じ演出を現地でも見せることができるという。Keikoは「日本の文化であるアニメを通して、いろんな歌を歌ってきた。たくさんのハーモニーをお届けしたい」と抱負を語った。

 国内での活動もより活性化。アリーナツアー開催を発表し、9月10、11日に神戸・ワールド記念ホール、同16、17日に東京・日本武道館で公演する。Hikaruは「もっと聴きたい、と思われるようなライブをやりたい」と話した。

 2月20日に初のメキシコ公演を控え、4月8~10日には都内で開かれる谷村新司のリサイタルにゲスト出演が決まるなど、新たな挑戦が続いていく。Keikoは「先のことを考えると、舞い上がってしまうので、ひとつひとつしっかりとやっていきたい」と、気持ちを落ち着かせていた。

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2016年1月31日のニュース