「TOTO」元ベーシストのM・ポーカロ氏死去 ALS患い…

[ 2015年3月17日 05:30 ]

 80年代を代表するバンドとして世界的人気を得た米ロックバンド「TOTO」の元ベーシスト、マイク・ポーカロ氏が15日、死去した。59歳。全身の運動神経が衰える、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患っていた。共同電などによると、弟でバンドメンバーのスティーブ(57)がフェイスブックで発表した。

 マイクさんは、70年代後半に結成され「アフリカ」「ロザーナ」などのヒット曲で知られるバンドに80年代前半に加わり、ベースを担当。メンバーにはスティーブや、92年に38歳で亡くなった兄ジェフさんらがいた。

 バンドは83年のグラミー賞で「ロザーナ」が最優秀レコード賞を、「TOTO 4~聖なる剣~」が最優秀アルバム賞を受賞するなど7部門を独占した。マイクさんは07年にALSのため引退。バンドは08年に無期限活動停止を発表したが、マイクさんの引退が原因と言われている。10年には闘病を支援するため再結成。その後、ALSへの社会意識を高めるためのツアーなどを行い、11年には来日公演も開催した。

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2015年3月17日のニュース