「キュートな沢尻が見たい」月9プロデューサー迷わずオファー

[ 2015年3月17日 09:00 ]

「ようこそ、わが家へ」で「月9」デビューする沢尻エリカ(中央)。キュートな女性を演じる

 女優の沢尻エリカ(28)がフジテレビの看板ドラマ枠「月9」に初出演する。「嵐」の相葉雅紀(32)が主演する「ようこそ、わが家へ」(4月スタート、月曜後9・00)で、出版社に勤める記者役。相葉とは初共演となり「とっても気さくな方で、これからの撮影が楽しみです」と意気込んでいる。

 原作はTBS「半沢直樹」などで知られる直木賞作家・池井戸潤氏(51)の同名小説。ストーカーの恐怖と企業の謀略に立ち向かう家族を描く。池井戸作品真骨頂の企業ドラマも描かれるサスペンスタッチのホームドラマとなる。

 主人公・倉田健太(相葉)は温厚で誠実な会社員。ある日、駅で列に割り込んだ男を注意したところ、自宅への嫌がらせが始まる。さらに、父親・太一(寺尾聰)は会社の不正行為に気づいたことで窮地に追い込まれ、妹・七菜(有村架純)も元カレにしつこく追い回される。

 沢尻演じる神取明日香は原作には登場しないドラマオリジナルの役。ジャーナリスト志望だったが、今は主にタウン誌を発行する小さな出版社に勤務。性格は生真面目で、少し勝ち気。健太が割り込み乗車を注意したところに偶然、居合わせ、その後、ストーカーに狙われる家族として健太に取材を申し込む…。

 羽鳥健一プロデューサーはドラマ独自のキャラクターについて「ドラマ化するにあたり、原作者である池井戸潤さんとのやり取りの中で、原作は4人家族のお父さんが主役なのですが、長男を主役にしたらどうだろう、という話になりました。長男をお父さんと同じように、優しくて争いごとを好まないけれども、ひそかに正義感を持ち合わせているキャラクターにして、勝気で争い事も辞さないキュートなヒロインとタッグを組ませたらおもしろいストーリー展開が生み出せるのでは、とひらめきのようなものを感じて生まれました。もちろん、池井戸さんにもご快諾していただいています」と説明。

 キャスティングのテーマは「生真面目で、ちょっと勝気だけど、キュートな女性」。沢尻の起用理由については「クールビューティーな役柄の印象が強い沢尻さんですが、以前からキュートな役の沢尻さんが見てみたいと思っていた僕は何の迷いもなく今回のヒロイン役をオファーさせていただきました。ご快諾していただいた上に、役どころをご理解して髪を黒く染めてくださった女優魂に感動しています」と語った。

 「相葉雅紀さん演じる主人公とタッグを組んでストーカーを追いかけていくことになるのですが、思わずクスッとしてしまう掛け合いもあり、2人のやり取りはこのドラマの大きな魅力の一つになることでしょう。沢尻さんが演じるキュートなヒロイン役にぜひ、ご期待ください」とアピールしている。

続きを表示

この記事のフォト

2015年3月17日のニュース