大沢たかお 8年越しの夢実現し万感「皆さんに届くこと願っている」

[ 2015年2月24日 19:46 ]

映画「風に立つライオン」完成披露試写会で石原さとみと軽妙にトークする大沢たかお

 俳優・大沢たかお(46)が企画・主演の映画「風に立つライオン」(監督三池崇史、3月14日公開)の完成披露試写会が24日、都内で行われた。大沢が、さだまさし(62)の同名楽曲にほれ込み、映像化を熱望してから8年。待望の完成に万感の面持ちで舞台あいさつに立った。

 ケニアでへき地医療に従事した医師・柴田紘一郎氏の体験がベースで、大沢の熱意に打たれたさだが小説化。昨年11月には初めてケニアのロケ地を訪れ、「柴田氏の話を聞いてから、30年がたって映画になった。それが1本の糸でつながっていたと思うと感動する。宝物のような映画になった」と称賛した。

 大沢は、「竜巻が向こうからやって来たけれど誰も助けてくれず、かがんで耐えたこともあった」と笑わせたが、終始神妙な面持ち。「今まで舞台あいさつをずっとやってきたが、この映画に関しては自分の言葉がすべて空回りしている感じがする。見ていただいて感じていただくのが一番。命のバトンをつなぐことがテーマなので、皆さんに届くことを願っています」と誠実に訴えていた。

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