三津五郎さん病床に次女結婚報告、元妻も交え家族写真…巳之助明かす

[ 2015年2月24日 05:30 ]

三津五郎さんとの思い出を語る坂東巳之助 

 21日にすい臓がんのため死去した歌舞伎俳優で日本舞踊坂東流家元の坂東三津五郎(ばんどう・みつごろう、本名守田寿=もりた・ひさし)さん(享年59)の長男で、歌舞伎俳優の坂東巳之助(25)が23日、東京・歌舞伎座で会見した。亡くなる数日前に病室で、姉の日本舞踊師範・守田幸奈(29)が結婚を報告し、巳之助らの母親である女優の寿ひずる(60)も交え、記念の家族写真を撮影したことを明かした。巳之助は「孫の顔を見せたかった」と悔やんだ。

 巳之助は昼の部の公演出演後に会見。報道陣約100人を前に「父の残してくれたものの大きさを痛感しています。残してくれたものを守っていきたい」と悲しみをこらえながら気丈に話した。

 20日は仕事で京都におり、新幹線で東京に戻って、午後9時半ごろ病室に到着。三津五郎さんはその約4時間半後の21日午前2時3分に息を引き取った。「父が待っていてくれたのかな」と最期をみとれたことを感謝した。ほかに長女で女優の守田菜生(30)、次女の守田幸奈、叔母2人がみとり「穏やかで眠るように息を引き取った」と明かした。

 三津五郎さんのもとには、複数の俳優から演技などの教えを請いたいという要望が入っていたという。17日の容体急変後、巳之助は外出ができなくなった三津五郎さんから「俳優たちに渡してほしい」と台本を預けられたという。「覚悟を決めている感じでした」と話した。

 亡くなる2、3日前に、幸奈が結婚を報告。巳之助によると「間に合うように」したといい、本来はもう少し先に結婚する予定を前倒しにしたもよう。97年に離婚した寿も見舞い、病室で家族写真を撮影。三津五郎さんは次女夫婦を「本当におめでとう」と祝福したといい、巳之助は「写真をそろって撮影できたのでよかった」と笑顔。ただ、菜生と自身は未婚で「孫の顔を見せてあげたかった」と悔しさもにじませた。

 父に反発して歌舞伎の稽古を休んだ時期もあり、「歌舞伎に戻りたいと言った時に“本当にそれでいいのか”と言ってくれた。その一言が残っている」としんみり。「学者かたぎでダメ出しも具体的で分かりやすかった。師匠としてこれ以上の人はなかった」と悔やんだ。一方、父としての素顔については「変なお父さまでした」と笑い、「くだらないこともたくさん言って楽しい人でした」としみじみと語った。

 24日に自宅で密葬を行い、25日に青山葬儀所で葬儀・告別式を営む。城好きだった父を思い「棺にはお城の本を入れてあげようかな」と話した。

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