大泉洋 少し悩んで出したカードは「ハートのエース」

[ 2014年6月1日 10:42 ]

マジシャン役に挑戦する大泉洋。ハートのエースを手に笑顔を見せる

大泉洋インタビュー(2)

 今回はマジックに挑戦した。演じたのは、何をやってもうまくいかないマジシャンの晴夫。それが40年前にタイムスリップし、演芸場で大スターになる。スプーンを曲げ、手の中からハトを出し、何種類ものトランプマジックを見せる。関係者によると「マジシャンに役者をやらせた方が早い。それだけ難しいマジックだった」という。

 撮影に入る前に、初監督の劇団ひとり(37)から「マジックのことだけを考えててください」と言われた。それからは明けても暮れても練習、練習。「撮影期間中、時間が空けば延々と練習してた。家に帰っても、カードかコインを常に触ってる生活」と振り返る。そんな生活を続けること4カ月。CGを使わない、生のマジックでの撮影をやり遂げた。

 期待に応える仕事をすれば、次に良い仕事が舞い込む可能性も高まる。そのサイクルで生きている。「常に少しだけ高いハードルを掲げてもらってきた。それを必死に乗り越えてきて、ここまでやらせてもらっていると思う」。次のハードルが何になるか分からないが、何をやってもうまくやり遂げるだろう。

 映画の冒頭、「いつからかな、自分を特別だと思わなくなったのは」と言いながら、トランプのカードを出す場面がある。エースやキングを目指していたのに、いつのまにか2や3という平凡なカードになってしまった、という内容だ。

 「いまの大泉さんは?」と、トランプを渡してみた。少し悩み、「今回の映画に関しては」と言って、出したのはハートのエース。そのまま写真撮影に移ると、「ひとついいですか?」と記者を呼ぶ。「あくまで“この仕事に関して”ですからね。“芸能界のエース”とか、そんなつもりは一切ないですよ。よろしくお願いしますね」と申し訳なさそうに言う。最後まで控えめな顔だった。

 ◆大泉 洋(おおいずみ・よう)1973年(昭48)4月3日、北海道生まれ。ローカルタレントとして活躍し、05年に全国進出。主演作にドラマ「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン」、映画「探偵はBARにいる」など。09年にドラマプロデューサーと結婚。11年に長女が誕生。1メートル78、血液型B。

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