小室哲哉「有三さんがいなかったら作曲家として始められなかった」

[ 2014年1月8日 15:58 ]

ポニーキャニオン元常務取締役 渡邉有三さん 葬儀告別式で、報道陣の取材に応じる小室哲哉

 虫垂がんのため2日に死去したレコード会社「ポニーキャニオン」元常務取締役の渡邉有三さん(享年64)の葬儀告別式が8日東京・上野寛永寺輪王殿で営まれた。

 渡邉さんの親戚で俳優の石坂浩二(72)、音楽プロデューサーの小室哲哉(55)、歌手の山本リンダ(62)らが参列。弔辞を読んだ石坂は「いとこが十数人いるけど、君が一番若いんだよ。その若い君が先に旅立つなんて考えてもいなかった」と涙ながらに早すぎる別れを惜しんだ。

 渡邉さんが手掛けたアーティストへの楽曲提供が作曲家活動の第一歩となった小室は「有三さんがいなかったら作曲家として始められなかった」と感謝。「デモテープを自分の車のカーステレオで聞くのが習慣で、僕はドキドキして待っていました」と当時を懐かしみ、優しかった故人の人柄を偲んだ。

 出棺時には渡邉さんが通った慶大の応援歌が流れ、悲しくも賑やかに故人を送り出した。

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