カブス・今永 メジャーデビューは6回2安打無失点、毎回の9奪三振!気温8度も半袖姿で熱投

[ 2024年4月2日 05:32 ]

ナ・リーグ   カブス―ロッキーズ ( 2024年4月1日    シカゴ )

大リーグデビューを果たしたカブス・今永(AP)
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 DeNAからポスティングシステムでカブスに移籍した今永昇太投手(30)が1日(日本時間2日)、本拠地開幕戦となったロッキーズ戦に先発。メジャーデビューを果たした。

 気温8度という寒さの中、今永は半袖姿でマウンドに上がった。初回、先頭・ブラックモンへの初球はど真ん中へ92・4マイル(149キロ)の直球だった。最後は中飛に抑えて最初のアウトを奪った。

 2番・ロジャースは低めのスプリットで空振り三振。3番・ジョーンズは直球で詰まった遊飛に抑え、3者凡退と抜群の立ち上がりだった。

 2回は先頭・ブライアントが三失で一塁に。走者を背負った場面で続くマクマーンにはファウルで粘られたが、最後は13球目のスプリットで空振り三振に仕留めるとグラブをポンと叩いた。その後も空振り三振、右飛で無失点でしのいだ。

 援護のない中、3、4回も3者凡退と快投を続けた。4回2死では4番・ブライアントを内角高めの92・6マイル(約149キロ)の直球で空振り三振。会心の1球に今永も雄叫びをあげた。

 最大のピンチは6回。2死から連続安打で一、二塁とされた。ここで3番・ジョーンズを1ボール2ストライクと追い込むと、奪三振を期待した本拠地のファンが一斉に立ち上がる。

 期待に応え、今永は92・6マイル(約149キロ)の直球で空振り三振。グラブを叩いて叫ぶと、スタンドのファンも大歓声だ。

 メジャーデビューは6回92球を投げて2安打無失点で毎回の9奪三振。ゴロアウトは一つもなく、三振以外のは9アウトは全て「フライアウト」で、打者の手元で伸びる直球が威力を発揮した。

 6回を投げ終えた今永はベンチで首脳陣と握手。その裏、鈴木の右前打などで打線がチャンスをつくり、相手失策が絡んで3点を先制。今永が勝利投手の権利を手にした。

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