DeNA単独首位!新助っ人ジャクソン6回1失点虎斬り!初登板初先発1勝 打線は“初回ゼロ男”村上攻略

[ 2024年4月2日 21:20 ]

セ・リーグ   DeNA5―3阪神 ( 2024年4月2日    京セラD )

<神・D>3回1死満塁、リプレー検証の結果セーフになり飛び上がって喜ぶ牧 (撮影・後藤 大輝)
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 DeNAが阪神に勝利し開幕4試合目で単独首位に立った。来日初登板初先発の新外国人右腕アンドレ・ジャクソン投手(27)が6回87球を投げ4安打5奪三振3四球1失点、最速158キロの快投で初勝利。打線も昨季初回に点を取られたことがなかった村上からいきなり4点を奪うなど12安打で新助っ人を援護した。

 身長1メートル90の「ハマのアンドレ」が150キロ台のキレのある直球にナックルカーブや鋭いスライダーを織り交ぜ、昨季セ界王者の阪神打線をねじ伏せた。

 4点の援護をもらった初回。いきなり先頭の近本に三塁打を許し、2番・中野に2球目のチェンジアップを中前にはじき返され1点を失ったが、慌てなかった。3番・森下への3球目に158キロの直球を投げ込むなど、この回を最少失点に抑えると、2回と4回を3者凡退に斬るなど4回を投げ終え1失点と好投。最終的に6回87球を投げ1失点と試合をつくり、2番手の伊勢にマウンドを託した。

 打線は昨季セ・リーグ新人王&シーズンMVPに輝き、昨季一度も初回に失点しなかった“初回ゼロ男”からいきなり4点を奪った。

 先頭の度会が四球で出塁すると、2番・オースティンが中飛に倒れた後に佐野が右前にポテンヒット。1死一、三塁のチャンスで4番・牧は三ゴロに倒れたかに見えたが、三塁手・佐藤輝がファンブル。その間に三走・度会が先制のホームを踏んだ。なおも1死一、二塁とチャンスが続く中、宮崎が右前打で満塁に。6番・関根は一飛に倒れたが、先発マスクの7番・山本が8球粘った後の152キロ外角直球を完璧に捉えた。打球は右中間を真っ二つ。走者一掃の三塁打でこの回4点を奪うことに成功した。

 3回には1死満塁のチャンスで石上が一ゴロも、牧がスライディング生還。アウトのコールもリプレー検証の末に判定が覆り5得点目。ベンチで見守った牧は、得点が認められた瞬間、飛び上がってガッツポーズ。三浦監督も声を上げてを叩いて喜んだ。

 救援陣は2番手・伊勢が1失点、8回に登板したウェンデルケンも1点を失うなどピリッとしなかったが、5ー3で迎えた9回は今季初登板となった山崎が1死後からノイジー、代打・前川に連打を許すもリードを守り切った。

 注目のドラフト1位ルーキー度会は2四球を選び、3打数1安打1得点だった。

 ▼ジャクソン 阪神打線はとても強いので、勝利できてうれしいです。とてもエキサイティングでした。最高ベイスターズ!アリガトウゴザイマス。

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