DeNA新助っ人右腕ジャクソン 王者トラ斬り6回87球1失点で来日初勝利の権利 ハマのアンドレ吠えた

[ 2024年4月2日 20:24 ]

セ・リーグ   DeNA―阪神 ( 2024年4月2日    京セラD )

<神・D>DeNA先発のジャクソン(撮影・北條 貴史)
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 DeNA新外国人右腕のアンドレ・ジャクソン投手(27)が2日、阪神戦(京セラD)に来日初登板初先発。6回87球を投げ4安打5奪三振3四球1失点、最速158キロの快投で、初勝利の権利を持ってマウンドを降りた。

 身長1メートル90の「ハマのアンドレ」が150キロ台のキレのある直球にナックルカーブや鋭いスライダーを織り交ぜ、昨季セ界王者の阪神打線をねじ伏せた。

 4点の援護をもらった初回。いきなり先頭の近本に三塁打を許し、2番・中野に2球目のチェンジアップを中前にはじき返され1点を失ったが、慌てなかった。3番・森下への3球目に158キロの直球を投げ込むなど、この回を最少失点に抑えると、2回と4回を3者凡退に斬るなど4回を投げ終え1失点と好投を見せた。

 5ー1の5回。先頭の6番・ノイジーを中飛に抑えた後、坂本に中前打、木浪に四球を与え1死一、二塁のピンチを背負う。代打・糸原に京セラDのボルテージが上がる中、ボテボテの二ゴロに打ち取るもランナーは進塁。2死二、三塁で迎えた1番・近本だったが、フルカウントからの7球目、内角低めのナックルカーブに近本のバットが空を切る。京セラDに「あ~ぁ…」という声が響き渡る中、助っ人右腕は雄叫びを上げガッツポーズを見せた。

 5回を投げ終え67球。6回のマウンドにも上がったジャクソンは、先頭の中野に四球を与えたものの、森下を遊飛、大山と佐藤輝を連続三振に斬って取り無失点に抑えた。

 元パイレーツのジャクソンは、直球は最速158キロで平均球速は153キロ。投球の44・6%は直球(フォーシーム、以下チェンジアップ32%、スライダー17%など)とパワー系の投球スタイルを持つ。昨季はパ軍などで19試合に登板して1勝3敗、防御率4.99。メジャー通算は26試合で1勝4敗、防御率4.25の成績を残した。

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