早大の1年生コンビ “日大三”安田&“仙台育英”高橋が神宮デビュー 六大学社会人対抗戦

[ 2024年4月2日 14:53 ]

スポニチ後援第51回社会人・東京六大学野球対抗戦第2日   早大 1―6 JR東日本 ( 2024年4月2日    神宮 )

社会人六大学対抗戦で神宮デビューした早大の安田(左)、高橋の1年生コンビ
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 早大の1年生右腕コンビ、安田虎汰郎&高橋煌稀が大学生として神宮初マウンドを踏んだ。

 安田は1―4の7回に2番手で登板。1回を無安打、2奪三振と上々の大学デビューを飾った。「1イニングを任されたから、ベンチで見ていても恐ろしいJR東日本打線に、小さくやるのではなく強い気持ちで向かっていった」。1死からチェンジアップがさえて2者連続三振。昨夏の高校野球・西東京準々決勝から慣れ親しんできた神宮のマウンドに「今朝来たときに、ああ戻って来れたな、とちょっと感慨深くなりました」と振り返った。

 22年夏の甲子園で東北勢初の日本一に貢献した高橋は8回2死二、三塁から4番手で登板。だがプロ仕様の硬いマウンドに力んで上体が開き気味となり、先頭に左越え二塁打を喫するなど苦しんだ。直球のアベレージも130キロ中盤と本来の力量には程遠い内容に「ここは高2の神宮大会以来で、少し不安がありました」と明かした。ただ1メートル84、90キロの恵まれた体格から投げ下ろす姿は将来性が感じられた。

 小宮山悟監督も「本来なら使わずに、でしたけど、頼りない投手陣なので背に腹は代えられない」とジョークを飛ばしつつ「きょうは神宮で高ぶっていたんでしょう。いいんじゃないですか」と合格点をつけた。2人が壁にぶるかるまで、助言はしない方針だ。

 昨夏の甲子園で日大三を16強に導いた安田は「先輩から終盤(のイニングでつないでもらった時に、守りから攻撃のリズムを作れるようなテンポいい投球をしたい」と新天地での役割をイメージした。高橋も「1年生らしく、堂々と力強く投げていれれば」と意気込んだ。元U18コンビが数年後のワセダ投手陣を支えていく。

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