NPB初のFA人的補償で巨人→日本ハム、川辺忠義氏「断れるんですかと聞いたら…」

[ 2023年5月15日 20:29 ]

巨人・大久保博元打撃チーフコーチ
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 NPBで初めてFA移籍における人的補償で移籍した川辺忠義氏(55)が、巨人・大久保博元チーム打撃コーチのYouTube「デーブ大久保チャンネル」に出演。巨人から日本ハム移籍を宣告された当時の心境を明かした。

 89年ドラフト2位で川崎製鉄から巨人入り。ところが1軍登板機会はなく、長嶋茂雄監督にも「オカベ」「ワタナベ」と名前を間違えられていた。

 転機は95年オフ。巨人とは次のシーズンの契約も済ませていたが、球団から電話があり、人的補償で日本ハム移籍を宣告された。

 巨人がFA宣言した河野博文を獲得した際、日本ハム側が人的補償で川辺氏を求めた。

 川辺氏が「(移籍は)断ることも出来るんですか?」と質問すると、球団側からは「断るのは野球を辞めること」と言われたという。

 大久保氏から「初の人的補償でしょ?どういう気持ちだった」と尋ねられた川辺氏は「今はプロテクトも28人だが、当時は40人。ドラフトで指名した選手は除外なので(対象は)20人くらいしかいない。僕はそこ(20人)にいたんですよ。年も28くらいで全然1軍でも投げていない。しょうがないと思った」と当時の心境を明かした。

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