ブルージェイズ・菊池雄星 日米通算100勝はお預けも、今季初黒星消えた チームは劇的サヨナラで3連勝

[ 2023年5月15日 05:44 ]

インターリーグ   ブルージェイズ6ー5ブレーブス ( 2023年5月14日    トロント )

ブルージェイズ先発の菊池(AP)
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 ブルージェイズの菊池雄星投手(31)が14日(日本時間15日)、本拠地トロントでのブレーブス戦に先発。今季最短の4回0/3を9安打5失点(自責4)で降板したが、チームは劇的サヨナラ勝ちを収め、黒星は消えた。開幕からの連勝と、日米通算100勝目は次回以降に持ち越したが、チームは3連勝と好調の波に乗ってきた。

 今年の菊池は強運を持っている。不本意な投球で今季最短の4回0/3でマウンドを降りた。リードを許したままの状態で降りたため、このままでは初黒星。ただ左腕には強力な打線が味方にいた。9回、先頭のゲレロが右越え安打で出塁すると安打を重ね、2死満塁に。8番・ジャンセンが三遊間を破る安打を放ち、2人の走者が生還した。その瞬間、グラウンドはお祭り騒ぎと化した。

 初回、先頭のアクーニャに左翼席へ特大の一発を浴び、2回にも1失点。味方が逆転に成功した直後の3回には1死二塁から3番・アルビーズに逆転2ランを被弾。リズムをつかめない投球が続いた。三振も7個奪ったが、安定感を欠き、5回、先頭のライリーに左前打を許した時点で交代。試合をつくることはできなかったが、最後の最後で救われた形となった。

 今季は開幕から好調を維持し、前回登板の7日(同8日)パイレーツ戦で、日本投手としては開幕から6連勝をマークした14年の田中将大(ヤンキース)以来の開幕5連勝を記録した。連勝の更新と「100」の大台を次回登板で達成し、今度は自らの腕でチームを勝利に導く。

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