西武ドラ4・青山　やり返した！プロ初セーブ　天国の祖母、母の伯父に届けた

パ・リーグ   西武4－1オリックス （ 2023年4月2日    ベルーナD ）

＜西・オ＞9回、オリックス打線を封じる青山（撮影・白鳥　佳樹）
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　西武ドラフト4位・青山が天国へプロ初セーブをささげた。この日の早朝、父方の祖母・佳園子（かえこ）さんが病気で死去した（享年84）。試合前に連絡を受け、悲しみをこらえて9回のマウンドへ。2死一、二塁を招いたが、最後は野口を146キロ直球で遊飛に仕留めて大役を果たした。

　一人っ子の青山は初孫にあたり「いつも尽くしてくれていた」と空を見上げた。家には青山のポスターがずらり。運転免許を取得すると、真っ先に祖母を乗せてドライブするほど大好きだった。

　もう一人、感謝を伝えたい人がいる。母の伯父にあたる桜井軍司さん（享年82）は昨夏に他界。毎年年末は千葉県佐倉市の桜井家に親族一同集まっての食事会が楽しみだった。「いつも馬刺しを振る舞ってくれた。天国の2人にやったよと伝えたい」。開幕戦は9回に同点被弾し初登板で救援失敗したが、強い気持ちでやり返した。