【千賀と一問一答】メジャーデビューで初勝利も「一瞬にして…いっぱいいっぱい」仲間からの祝福「幸せ」

[ 2023年4月3日 06:50 ]

<マーリンズ・メッツ>5回、無失点に抑えリンドア(右)とタッチを交わす千賀(撮影・光山 貴大)
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 メッツの千賀滉大(30)が2日(日本時間3日)、侍ジャパンが世界一に輝いた歓喜の地ローンデポ・パークでのマーリンズ戦にメジャー初登板初先発。代名詞の“お化けフォーク”で8つの三振を奪うなど、5回1/3を投げて1失点で初勝利を挙げた。8奪三振は日本人投手のデビュー戦史上4位タイで、球団新人では3位タイとなる。

 試合後の千賀との一問一答は以下の通り。

 ――メジャーデビューで初勝利。
 「まだ振り返れるほど、試合のことを考えられる余裕はないくらい、一瞬にして終わったと思います。自分の気持ち的にも本当にいっぱいいっぱいだったなという印象があります」

 ――初回無死満塁のピンチを連続三振で凌いだことがその後につながった。
 「自分のやるべきことをマウンドでしっかり表現しなくちゃと思ったんですが、やっぱりここの舞台に立てたっていうところの気持ちがやっぱり一番最初に強くて、本当に身体が操れていない自分がわかっていたので、ピンチになって試合を壊すとやばいと思ってから逆に冷静になれたかなと思います」

 ――2回以降はフォークでよく三振を取った。
 「これからの試合に関しては、その球だけではなく、他の球ももっともっと制御できるように。今日は本当にいっぱいいっぱいだったので、自分のパフォーマンスがなかなか出せなかったので、そこに対してはまた次の課題にしたいと思います」

 ――序盤は抜けるところが多かったが、制球は難しかったのか。
 「制球っていうか本当に心の問題だと思います。まあ仕方ないと思います」

 ――メジャーデビュー前の、それを終えた今の気持ちを一言にするなら。
 「これから始まるっていう形なので。これで終わりじゃない。とにかく次、今日みたいなピッチングをしないように、しっかり調整して、もっともっとスムーズに長いイニングを投げられるようにしたいなっていうのが投げ終わった後の感想として一番最初に出てきました。そこをしっかりクリアできるようにしたいと思います」

 ――試合後にチームメートから祝福は。
 「熱いお祝いをしてもらった。幸せでした」

 ――携帯へのメッセージは。
 「まだ見てないですけど、こんな夜中でメッセージもらえたら嬉しいなあと思います」

 ――試合前は電話でたたき起こしたか。
 「昨日そうやって言ったんだけど、全然、試合の準備でそんな余裕はなかったです」

 ――試合の記念品は。
 「もらいました。1球目にもらったやつと、最初に三振とったやつ」

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