巨人・長野 復帰第1打席で代打タイムリー!盟友・坂本の犠打生かした

[ 2023年4月3日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人3-2中日 ( 2023年4月2日    東京D )

<巨・中>7回、適時打を放つ代打の長野(撮影・藤山 由理)
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 早歩きになった。1―1の7回1死満塁。代打のコールの前に、巨人・長野は打席に向かっていた。「せっかちなので。“ゆっくり打席に入れ”って言われるんですけどね」。高ぶる気持ちを抑えられない、復帰第1打席だった。盟友・坂本が2年ぶりの犠打を決めて広げた好機で、3球目を左前に運んだ。

 「みんながつないでくれたチャンス。ファンの皆さんの声援が打たせてくれた」。巨人のユニホームで東京ドームで放つ安打は、18年9月30日広島戦のサヨナラ中前打以来、1645日ぶりだった。

 初球打ちはできなかった。「ウォーウォー」で始まる、かつての応援歌が流れていたからだ。2月25日那覇でのオープン戦、3月18日本拠でのオープン戦に続き、初球ストライクを見逃した。「打席でも聞こえるし、振れないんですよ」。感謝を胸に、一時勝ち越しの一打を放った。

 直後の左翼守備でファウルフライをはじき、その後に同点に追いつかれた。だが8回に、自身が広島にFAの人的補償で移籍し、チームが入れ替わる格好になった丸が再び勝ち越す一発を放ってくれた。チームは11年連続で開幕カード勝ち越し。「あそこはチョーさんに懸けた。見事なタイムリー」と原監督。みんなで長野の復帰を喜び、迎え入れる1勝となった。(川島 毅洋)

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2023年4月3日のニュース