メッツ・千賀滉大のメジャー初登板初勝利、ヘフナー投手コーチ大絶賛「しっかりとアタックができていた」

[ 2023年4月3日 08:20 ]

ナ・リーグ   メッツ5ー1マーリンズ ( 2023年4月2日    マイアミ )

<マーリンズ・メッツ>6回途中1失点で降板し笑顔でシャーザー(右)と笑顔の千賀(撮影・光山 貴大)
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 メッツの千賀滉大(30)が2日(日本時間3日)、敵地ローンデポ・パークでのマーリンズ戦にメジャー初登板初先発。代名詞の“お化けフォーク”で8つの三振を奪うなど、5回1/3を投げて1失点で初勝利を挙げた。

 試合後、千賀は初回に1点を失い、なおも無死満塁のピンチを招いた投球を反省していたが、メッツのヘフナー投手コーチはその粘り強さに称賛を惜しまなかった。

 試合後のヘフナー投手コーチとの一問一答は以下の通り。

 ――今日の千賀の投球を振り返って。

 「初回は少し乱れたが、そこから立ち直り、6回途中まで投げてくれた滉大の粘り強さを称えたい」

 ――初回とそれ以降の違いはどこにあったのか。

 「真っすぐを生かし始めた。速球でストライクを取り、マーリンズ打線にそれを意識させ、相手が95~98マイルの真っ直ぐを待ったところで、他の球種で空振りを奪った。2回以降はしっかりとアタックができていた」

 ――フォークボールがあれほど効果的な理由は。

 「球速が速いことと、落ちる幅が大きいこと、そして彼は98マイルの速球を投げられること。すべては真っ直ぐが基盤になっている。速度の速いフォークボールを動かすこともできるおかげで、特別な球になっている」

 ――今後の成功のためにやるべきことは。

 「今日の2回以降にやった通り、速球を軸に安定して攻めていくことだ。彼の持ち球はえげつない。ローテーションのトップを務めるだけの能力を持っているのだから、そのように投げればいい。あとは安定すること。今日やったこと以上のことをやろうとする必要はない。今季を通じていい投手であり続けてくれるだろう」

 ――今日は82球を投げたが、プラン通りか。

 「80~90球の予定だった。前の登板で72、73球(27日の紅白戦で69球)を投げていたから、そこからいきなり100球を投げさせたくはなかった。徐々に増やし、メジャーリーグにアジャストさせていきたい。マウンドや移動距離はこれまでと違うし、これから彼にとっては初めての3時間半の遠征フライトも経験することになる。彼は多くのことにアジャストしている最中なんだ」

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