メッツ・千賀 全て“お化けフォーク”の8K!メジャー初登板5回1/3を1失点 勝利権利持って降板

[ 2023年4月3日 04:23 ]

ナ・リーグ   メッツーマーリンズ ( 2023年4月2日    マイアミ )

<マーリンズ・メッツ>力投する千賀(撮影・光山 貴大)
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 メッツの千賀滉大(30)が2日(日本時間3日)、敵地のローンデポ・パークでのマーリンズ戦にメジャー初先発初登板し、5回1/3を投げて1失点8奪三振だった。

 早々に2点の援護をもらった千賀だが初回は制球に苦しんだ。先頭のアラエスにいきなり中前打を浴びると、2番・ソレアに右翼線二塁打で初失点。無死二塁から連続四球で無死満塁と大ピンチ。それでも、5、6番を代名詞の“お化けフォーク”で連続三振に仕留め、最後は右飛と何とか最少失点に抑えた。

 初回に36球を要したものの、2回以降は落ち着きを取り戻した。2回、先頭にこそ四球を許したが、中飛、二併殺打の10球で切り抜けた。3回は先頭からフォークで連続3球三振を奪うなど、わずか7球で初の3者凡退。4回もフォークで1三振を奪う3者凡退に仕留めた。

 5回に1番・ファムの2点本塁打で追加点をもらった千賀。勝利投手の権利をかけた5回のマウンドでは先頭をフォークで6つ目の三振。2死から安打を許したものの、最後はまたしてもフォークで三振を奪い、勝利投手の権利を得た。6回のマウンドにも上がると、先頭をフォークで空振り三振を奪ったところで降板となった。

 千賀は5回1/3を投げて88球、3安打3四球1失点。奪った8つの三振は全て“お化けフォーク”だった。真っすぐの最速は99マイル(159・3キロ)。

 千賀はオープン戦初登板だった3月5日(日本時間6日)のカージナルス戦で2回1失点、2度目の登板予定だった11日(同12日)のナショナルズとのオープン戦では右手人さし指付け根の腱炎で登板を回避したものの、16日(同17日)のナショナルズ戦で3回3安打1失点5奪三振と不安を払拭した。

 さらに、3度目の登板となったアストロズ戦では代名詞“お化けフォーク”を封印して5回途中2失点。開幕前最後の実戦となった27日(同28日)の紅白戦では速球の最速99マイル(約159キロ)、フォークボールも解禁して9三振を奪うなど、万全な状態で開幕を迎えた。

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