【近畿学生野球】神戸大、3たび追いつくも惜敗 西谷新監督「産みの苦しみ」初勝利は持ち越し

[ 2023年4月3日 12:51 ]

近畿学生野球春季リーグ   神戸大3-9奈良学園大 ( 2023年4月3日    大阪シティ信金スタジアム )

三たび同点に追いつき、拍手する西谷仁孝監督ら神戸大ベンチ(3日、大阪シティ信金スタジアム)
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 神戸大は先行されながら3たび追いつく粘りを見せたが、延長戦の末、惜しくも敗れた。

 開幕戦に続く連敗で昨年10月に就任したOBの西谷仁孝監督(72)にとっての初勝利は持ち越しとなった。敗戦後、西谷監督は「よく粘り、勝利までもう少しのところまできているんです。産みの苦しみです」と話した。

 2回に梶川耕平(4年=明和)のスクイズ、6回に主将・駒寿諒真(4年=鹿児島玉龍)の中前適時打、7回は梶川、宮原貫太(4年=倉敷南)の連続二塁打で同点。投げては左腕・林大貴(4年=加古川東)が踏ん張っていた。

 無死一、二塁から始めるタイブレークの延長10回表、捕手のけん制悪送球から無死満塁とピンチが広がり、連続長打を浴びて林は降板。さらに本塁打を浴びて大量6点を失った。「大事なところでミスが出てしまった。また出直します」と前を向いた。

 西谷監督は尼崎西高時代の1969(昭和44)年春の選抜に右翼手兼投手で出場し、ベスト8進出に貢献。神戸大では下手投げの好投手として4年時には優勝に貢献した。兵庫県内の高校で監督を務め、県高野連会長も務めた。

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2023年4月3日のニュース