阪神・大竹 開幕5戦目決まり!ソフトB・和田のアドバイス胸に4回零封 岡田監督もローテ入り明言

[ 2023年3月16日 05:15 ]

オープン戦   阪神2―0DeNA ( 2023年3月15日    横浜 )

<D・神>初回、力投する大竹(撮影・岸 良祐) 
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 DeNA戦に先発した阪神・大竹が、直球主体の投球で4回1安打無失点と結果を残した。

 「サインは変化球が多かったですけど、首を振って。1年間を通して活躍しているバッターに対して、自分の真っすぐが、どういう感じで反応されているか見たかった」

 この日は計54球のうち、6割近くを直球が占めた。狙いがあったからだ。試金石としたのは、過去に首位打者を獲得した実績を持つDeNAの佐野、宮崎の1、2番コンビだ。特に佐野に対しては1打席目は直球3球で三ゴロ、2打席目は直球2球で追い込んで最後はツーシームで投ゴロに仕留めた。直球があるからこそ他の球種が生きる――。一流の打者相手に投手としての原点を再確認しつつ、結果につなげた。

 裏には、師匠からの“金言”があった。

 「(ソフトバンクの)和田さんに電話して。裏の配球ができるのはストレートがあるから裏が取れると。裏裏で来たら、それは表だと言われて」。22年オフから早大の先輩でもある和田に弟子入り。同タイプの左腕に尊敬の念を抱く。だから3回6安打4失点と崩れた前回5日オリックス戦(甲子園)の翌日に相談。投球をチェックしてもらった上で助言を受け、それを実践。「前回より改善はできた」とうなずいた。

 岡田監督からも「前回の反省を生かして。低めにあないして投げたら打たれへん」と賛辞を受け、「(逆算)してる、してる」と初めて開幕ローテーション入りを明言された。次回は22日ウエスタン・ソフトバンク戦(鳴尾浜)の予定。逆算すれば開幕5戦目の4月5日広島戦(マツダ)に向かうことが決定的。投球にさらなる磨きをかけ、開幕を迎える。(石崎 祥平)

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2023年3月16日のニュース