吉田正尚 待望の侍初アーチ! 1次R8打点の大当たり戦士、4番昇格での“ダメ押し弾”にドーム大歓声

[ 2023年3月16日 21:48 ]

WBC準々決勝   日本―イタリア ( 2023年3月16日    東京D )

WBC準々決勝<日本・イタリア>7回、ソロを放つ吉田(撮影・光山 貴大)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は16日、準々決勝の日本―イタリア戦が行われた。1次ラウンドで大谷と並び8打点を挙げた打線のキーマン・吉田正尚外野手(29=レッドソックス)が、ついに侍ジャパンでの初本塁打を記録した。

 この日は村上に代わり「4番・左翼」でスタメン出場。7-2で迎えた7回の第4打席だった。先頭でイタリアの左腕・マルシアノのスライダーを右翼席へ運ぶ豪快弾。ダメを押すような一発に、東京ドームから割れんばかりの大歓声が巻き起こった。

 1次ラウンドでは、さすがの片りんを見せた。中国戦では2四死球だったが、韓国戦で3安打5打点。チェコ戦でも2安打3打点と、打撃不振の4番・村上の穴を埋める働きを見せた。メジャー挑戦1年目ながら異例のWBC出場というチャレンジを見せ、しっかりと結果を残した。

 オリックスでは入団7年連続で2桁本塁打をマークするなど通算133本塁打を放つが、日本代表では記録していない。2019年のプレミア12では20打数4安打ながらノーアーチ。21年の東京五輪でも20打数7安打で打率・350と活躍したが、本塁打は記録していなかった。これが待望の日本代表初アーチとなった。

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