キューバ デスパイネV打で4強一番乗り!8回モイネロ―9回R・マルティネス無失点リレーで逃げ切り

[ 2023年3月16日 05:00 ]

WBC準々決勝   キューバ4ー3オーストラリア ( 2023年3月15日    東京D )

<キューバ・オーストラリア>準決勝進出を決め喜ぶデスパイネ(右)らキューバナイン(撮影・大塚 徹)                                                                                                                                   
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 4強一番乗りを決めたキューバは、ナインがマウンドで国旗を掲げ喜んだ。日本にゆかりのある選手が活躍。アルマンド・ヨンソン監督は「日本で受け入れられている投手陣が好投した。とても感動している」と言った。

 決勝打は主将で昨季までソフトバンクだったデスパイネのバットから生まれた。1―1の5回無死満塁で右犠飛。8回はソフトバンク・モイネロ、9回は中日で昨季セーブ王のR・マルティネスが無失点で逃げ切った。攻撃中はベンチの選手が椅子を叩いてリズムを取り、手拍子を交えて歌って盛り上げた。

 1次ラウンドは2連敗スタートも準優勝した第1回大会以来となる4強入りを決め、米国に乗り込む。今大会から亡命した大リーグ勢も加わり、指揮官は「私たちの目標は最後(優勝)までいくこと」と見据えた。

 <オーストラリア 反撃も1点及ばず>WBCで初の8強入りも準決勝には届かなかった。2回、17年に育成選手でオリックスに所属した4番・ジョージが先頭で中越え二塁打を放つなどして先制。1―4の6回はウィングローブの2ランで追い上げた。04年のアテネ五輪の銀メダル以降は目立った成績を残せずにいたが、大会7本塁打など強打でアピール。00年に中日で「ディンゴ」の登録名でプレーしたデービッド・ニルソン監督は「勝利をつかめなかったが、子供たちに希望を抱かせるため、前に進み続けないといけない」と前を向いた。

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