右手小指骨折の侍・源田 7回にダメ押しのタイムリー 内角高めの真っすぐにも力負けせず

[ 2023年3月16日 22:03 ]

WBC準々決勝   日本-イタリア ( 2023年3月16日    東京D )

WBC準々決勝<日本・イタリア>7回、適時打を放った源田(右)を迎える大谷(撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準々決勝、日本-イタリアが16日、東京ドームで行われた。10日の1次ラウンド韓国戦の走塁で右手小指を骨折した源田壮亮内野手が「8番・遊撃」で先発出場し、7回にダメ押しの適時打を放った。

 先発復帰した源田は右手小指を立ててバットを握った状態での打撃はここまで四球、遊ゴロ、遊飛と快音はなかった。だが、8-2の7回1死一、三塁の打席で2ボール2ストライクからの6球目の内角高め真っすぐを振り抜いた。

 力負けせずにはじき返した打球は右翼手の前に落ちた。三走・村上が生還しダメ押しとなる9点目となった。

 源田は守備でも軽快な動きを見せて骨折を感じさせないプレーを披露している。

 源田は前日15日のフリー打撃では患部の部分を切り抜いた打撃手袋を着用し、計25スイングで右翼フェンス直撃の打球を放つなど鋭い打撃を披露。試合出場のタイミングについては「僕が決めるんじゃないんで、分からない」としたが、どんな役割でもこなしてチームに貢献する覚悟。「とにかくチームが勝つために、ピースになれるように」と力を込めていた。

続きを表示

この記事のフォト

2023年3月16日のニュース