【WBC】悲願の初優勝へ、D組2位通過はプエルトリコ! ドミニカ共和国との大一番制す

[ 2023年3月16日 11:21 ]

WBC1次ラウンドD組   プエルトリコ5ー2ドミニカ共和国 ( 2023年3月15日    マイアミ )

5回、相手失策で一気に生還したリンドアを本塁で迎えるプエルトリコナイン(AP)
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 プエルトリコがスター軍団のドミニカ共和国を破り、D組2位通過を決めた。勝ったチームが「死の組」突破となる大一番。投打がかみ合い、接戦を制した。13年、17年と2大会連続準優勝のプエルトリコは悲願の頂点を目指し、準々決勝でC組1位のメキシコと対戦する。

 一気に試合の主導権を引き寄せた。3回無死、「7番・DH」で出場したバスケスの左越え本塁打で先制したが、これだけでは終わらない。次打者・マチンからの4連続単打などで、さらに3点。この回計4得点で流れを引き寄せた。

 投手陣も小刻みな継投で重量打線に立ち向かった。先発・クルーが2死一、二塁のピンチを迎えると、モリーナ監督はすかさず2番手・モランへとスイッチ。この回を無失点で切り抜け、直後の先制点につなげた。その後も惜しみなく投手陣をつぎ込み、8投手で継投。9回はメッツでの守護神で、メジャー通算205セーブを誇るディアスが3者連続空振り三振で終えた。バッテリーを中心とした堅守でドミニカ共和国の猛追をしのいだ。

 13年大会では準決勝で日本の3連覇を阻み、17年大会では米国に敗れはしたが、2大会連続準優勝と確かな実力を示し続けるプエルトリコ。ムードは最高潮。悲願の頂点に向けて突き進む。

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2023年3月16日のニュース