阪神・西純　開幕6戦目濃厚　チェンジアップ多め4回5K零封　“新たな引き出し”手応え

オープン戦   阪神2―0DeNA （ 2023年3月15日    横浜 ）

＜D・神＞7回、無失点で抑えグラブを叩く西純（撮影・木村　揚輔）
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　5回から2番手として登板した阪神・西純も、大竹に負けじと4回1安打5奪三振と相手打線を圧倒。新たな投球スタイルも確立した。

　「チェンジアップが良かった。フォークが良くない時でも、こういうピッチングができるかなと思いました」

　試合前の「チェンジアップを多めに」のテーマに沿った投球を展開した。特に6回1死無走者、1番・佐野に対しては2球連続チェンジアップを投げ込むと、カウント1―1から三たびチェンジアップで三邪飛に料理。シーズンを意識した“新たな引き出し”に「相手の頭に意識も残るのでいい配球を（坂本）誠志郎さんにしていただいた」と感謝した。

　この日は直球を主体にツーシームで打たせて取る投球を展開しつつ、要所でスライダーを駆使して5奪三振の好投。そこにチェンジアップが加われば、投球の幅は確実に広がる。

　次回は22日の巨人戦（東京D）に先発予定で、順調なら開幕6戦目の4月6日広島戦（マツダ）に向かう見込み。「開幕に向けて状態はもっと上がっていく。しっかり調整できたら」。今の西純には油断も隙もない。（石崎　祥平）