新井監督「黒田終身名誉監督が…」裏で手を回した? 広島レジェンド3人が“ほのぼのトーク”

[ 2023年1月31日 16:00 ]

広島・新井貴浩監督
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 BS日テレの特番「新章突入!日本プロ野球名球会2023」(後6・30)が29日に放送され、山本浩二氏(76)、黒田博樹氏(47)、新井貴浩氏(46)の豪華座談会が実現。カープが生んだレジェンド3人による“ほのぼのトーク”が公開された。

 日本プロ野球名球会は基本的に「投手として通算200勝以上、または通算250セーブ以上」「打者として通算2000安打以上」の入会規定を満たした日本プロ野球選手、元選手で構成。今回は3年ぶりに名球会レジェンドたちが一堂に会した沖縄でセ・パに分かれて真剣勝負が繰り広げられ、その合間に座談会が収録された。

 1975年の初優勝時にMVPを獲得するなど広島で長く4番打者を務めた元監督の山本氏に、元4番で今季から古巣に戻って新たに就任した新井監督。2016年に広島が25年ぶりとなるセ・リーグ優勝を果たした際の黒田&新井による涙の抱擁は今も語り草となっており、黒田氏は新井監督誕生に伴って球団アドバイザーに就任した。

 「浩二の部屋」と題された座談会で3人は終始笑顔。まずは“ミスター赤ヘル”山本氏からキャンプの意気込みを聞かれた新井監督が「初めてのことですのでドキドキしているんですけれども、しっかり頑張りたいと思います」と答えるところからスタートした。この回答に山本氏が「そんなもんかい!」と笑顔でツッコミを入れると、新井監督は「まずは序盤は若手をしっかりと見ていきたいなと思っています、はい」と続けた。

 そして、山本氏が「ピッチャーを整備するために、いいアドバイザーが入ったねぇ!」とうれしそうに語りかけると、新井監督は「そうですね、あの…。黒田終身名誉監督が…」とひとボケかまして黒田氏の大笑いを誘ったうえで「間違えました。黒田アドバイザーに入っていただきまして…。ありがとうございます!!」と帽子を取って黒田氏に頭を下げるなど“ほのぼのトーク”に。ここで黒田氏がアドバイザー就任の流れについて「本当に…全く違う方向に進んで。知らないうちにこういう立場になってしまいまして…」と笑顔で振り返ると、山本氏も「新監督が(球団に)だいぶ言ったみたいか?」と質問を重ねた。

 これに「結構、裏で手を回されて…。知らないうちに固まってましたね」と笑顔で振り返る黒田氏。「心強いな!ありがたいな!」という山本氏の言葉に、新井監督も「そうですね」と大きくうなずき「若い投手陣が多いですので、黒田さんの経験ですとか、野球に取り組む姿勢。必ずカープの力になってくれると思います、はい」と力強くコメントした。

 そして、2学年下ながら盟友である新井新監督について黒田氏が「楽しみしかない」としながらも「シーズンに入ってどういう表情に変わっていくかっていうのが非常に楽しみで…」といじりモードに。ベテラン選手時代に後輩たちからいじられまくっていた新井監督がうれしそうに笑みを見せるなか、黒田氏は「プラスの方向もありますし、マイナスになったとしても、そのマイナスをどうハネ返していくかっていうのをね。チームをどう切り替えていい方向にもっていくかっていうのを楽しみにしたいな、と思いますね。期待は大きいと思いますし、それに応えてくれる人材というかね、監督だと思うので。非常に楽しみですし」と真面目に語った。

 そして、「打たれ強いところもあるんで、どっちに転んでも僕は大丈夫だと思います」と黒田氏が再びいじりモードで新井監督の人柄と指揮官としての手綱さばきに太鼓判を押すと、新井監督は「うひひひひ…」と大笑い。山本氏が「よし!この笑顔がずっと続くように。頑張ってほしい!」とエールを送ると、新井監督は元気いっぱいに「はい!」と答えていた。

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2023年1月31日のニュース