【阪神・平田2軍監督語録】楽天に敗れファーム2連覇ならず「きょうの負けは俺と三木との差よ」

[ 2022年10月8日 20:58 ]

ファーム日本選手権   阪神2-8楽天 ( 2022年10月8日    ひなたサンマリンスタジアム宮崎 )

<ファーム日本選手権 神・楽>表彰式を終え、引き揚げる平田2軍監督(右は三木2軍監督)(撮影・椎名 航)
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 ウエスタン・リーグ優勝の阪神はイースタン・リーグ優勝の楽天に敗れ、2連覇はならなかった。高山の初回先頭打者本塁打で先制したが、先発・桐敷が逆転を許し、2回2/3で5失点で降板。続く小川も3失点と楽天打線を抑えられなかった。それでも6回に前川が右翼へ球団新人初となるファーム選手権弾を放つなど存在感を示した。

 以下は平田2軍監督の一問一答。

 ――桐敷が3回途中で降板。
 「まあ、いい経験になったと思う。シーズン中にないような、下位打線で四球を出したというところで、しっかり反省をして、選手たちにもまだCSがあるぞと。やっぱり今、一つの区切りとして、このファーム選手権で評価するのではなくてシーズン中、本当にみんな頑張ってくれた。そこは評価してもいいんだけど、これからCSで戦ってる連中に、追いつけ、追い越せ、でフェニックスに臨むいい教訓になりました」

 ――高山が初回先頭打者本塁打。
 「あれで勢いがつくと思ったけど、無死二、三塁で追加点を取れなかった。勝負強さというところでは、楽天のほうが上だったっていうこと。いい勉強をした。積極的にスイングする姿勢など、フェニックスでもっと鍛えろという教えをいただいた」

 ――前川が6回に本塁打。
 「見事だ。初回の第1打席、本当にベンチで悔しがっていた。あのホームランも見事だけど、出なかった時の悔しがり、俺はそっちの方を評価したいよ。だからあのホームランにつながってるねん。前川は気持ちもアグレッシブに出るので、フェニックスでどういう成長をするのか。きょうのホームランを自信につなげてほしい」

 ――成長を感じる。
 「かわいそうなことに、(シーズン中)レフトの守備で故障して。ただ、この故障をプラスにしろということでトレーニングもいっぱいしていた。けがの功名ってことで話をして、下半身の強化や飛距離にある程度つながっていると思う。トレーニングの大切さを知れて、これは決して遠回りではないねん。故障をしたおかげでトレーニングの大事さや、いろんなとこを学んだと思う。そこを今後につなげていけばいいと思う」

 ――1年を振り返って。
 「きょうで終わったけど、選手たちは諦めない姿勢を見せた。開幕からコロナで人数がいなかった。それでも最後までゲームに出る意欲とか最後の最後までみんな粘ってやったことが一番の収穫。きょうの負けは俺と三木(楽天2軍監督)との差よ。それだけの話。これをいいプラスにね。負けて覚えることはたくさんある。桐敷にしても小川にしても来年何が足りないか、よくわかったと思う。その辺をやっていけばいい」

 ――最後に野手は全員出した。
 「最後は中川もね、1打席でも立たせて経験させたかった。中川は高校を出て1年目にしては落ち着きがあって活躍してくれた。森木もそう。最後は森木というところで、最後はゲッツー取って3人で終わらせてくれたしね」

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