ソフトバンク―西武戦前にパラリンピックバドミントン金メダリスト梶原大暉が始球式

[ 2022年10月8日 14:05 ]

パCS1<ソ・西>始球式するパラリンピック金メダリストの梶原大暉(撮影・岡田 丈靖)
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 東京五輪パラリンピックのバドミントン金メダリストの梶原大暉(20)が8日、クライマックスシリーズファーストステージのソフトバンク―西武戦前の始球式役を務めた。

 「野球少年だった自分にとって夢の舞台で、大切な初戦の始球式を務めさせて頂くということ、大変光栄に思います。見てくださる方々や、お世話になっている方々への感謝の思いを込めて、ストライク投球を目指して全力投球をします」

 投球前に意気込んでいた梶原。背番号「79」のユニホームを着て車いすに乗ってマウンドに登場すると右腕はスナップを利かせた見事なノーバウンド投球で拍手喝采を浴びた。

 福岡県福岡市出身の元野球少年は元投手だった。中学2年時に軟式クラブチームの練習に向かう途中に、交通事故に遭って右足太ももから下を失った。それでも所属チームのスコアラーを務めるなどサポートを続けた。高校入学から車いすバトミントンを始め、世界の頂点に立った。

 金メダリストが示した熱投に、両軍の士気も上がった。

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2022年10月8日のニュース